Friday, December 31, 2021

アメリカ駐在:自家用車の変遷

アメリカに15年以上住んでいますと、いろんな場所を訪れました。そして、さまざまな車に乗ってきました。所有した各々の車には過去の思い出がたくさん詰まっています。

これだけアメリカに住んでいますと、新車を買うという発想を捨てています。なぜなら車は新車購入から3年目から5年目が最も価格が下がるからです。多くの駐在員の方は、流石に奥様用の2台目は、「もし運転中に故障したら」と万一のことを考えて新車を購入しています。なお、会社がリース代を負担する駐在の方々は常に新車に乗っており、羨ましい限りです。

過去に私が所有した車は以下の通りです。

大学院時代(カリフォルニア州ロサンゼルス:1989年7月〜、インディアナ州ブルーミントン:1990年9月〜1991年7月)だけは、Pontiac Grand AMのマニュアル式2ドアを新車で買いました。このマニュアル式の車で制覇した州は、アラスカ州やフロリダ州、サウスダコダ州を含め40州近くです。その後、50州を制覇した時は28歳でした。

駐在1年目(バージニア州ロズリン:1991年7月〜)は1975年のPorsche 914、2年目(ワシントンDC:1992年7月〜1993年7月)から2台目となる1988年のSAAB 900 Turboも購入し、この2台を気分次第で乗り回していました。Porsche 914は天井を取り外しできる2人乗りオープンカーです。SAAB 900 Turboはその名の通りターボ機能が付いており、非常に加速がよかったです。

2回目の駐在時代(カリフォルニア州ロサンゼルス:2002年7月−2005年3月)は、1988年のBMW 325i convertible、妻用に1998年の Honda CRVを購入。BMWは14年落ちのかなり古い車ですが、4人乗りのオープンカーでした。この時から、いつかはトップ(天井)がハードで自動開閉できる4人乗りオープンカーに乗ることを夢見るようになりました。

3回目の駐在時代(ニューヨーク州マンハッタン:2007年7月史〜2011年1月)は、14年ものの1993年のToyota Camryでした。6気筒で排気量は3L、185馬力ありましたので、10歳以下の娘2人を含む家族4人でのドライブには十分の排気量と馬力です。購入時に既に14万マイル走っていたので23万キロ弱も走っている車を購入したということです。日本では考えられない走行距離だと思います。

4回目の駐在時代(ニューヨーク州ウェストチェスター郡ライ:2016年6月〜2020年7月)は、2013年のToyota Sienna SEと2003年のVolkswagen Jetta を購入しました。当初は、子供の送り迎えのことを考えてSiennaは妻用、Jettaは私用と考えていましたが、どうやら妻にはSiennaは大きすぎ、普段の買い物はJettaを乗り回していました。しかし、Jettaは2003年製造の車で、13年ものの車で走行距離も12万マイル(20万キロ弱)。あまりにも妻がかわいそうに思い、2018年に8年落ちの2010年のHonda Civicのセダンに買い替えました。このCivicは相当乗り心地が良く小回りも効くので妻は愛用していました。途中から16歳で運転免許を取った長女もたまに運転していました。

Sienneは6気筒で排気量は3.5L、266馬力もあり、高校生と中学生の娘2人を含む家族4人での長距離旅行は全く問題ありませんでした。

5回目の駐在(メリーランド州ベセスダ:2020年7月〜)では、2020年7月、ニューヨーク州ウェストチェスター郡ライから家族でSiennaとCivicを運転して引っ越しました。次女は2020年8月中旬から暖かい州にあるボーディングスクールに引っ越し、長女は同年9月上旬にボストン近郊の大学に引っ越したので、Siennaのような8人乗りバンは不要になりました。2020年9月、Siennaを売り2010年製造のLexus RX350を購入。Lexus RX350 は6気筒、排気量は3.5LとSiennaと変わりませんが、Siennaよりも軽く275馬力もあります。10年落ちのこの車も走行距離は12万マイルちょっとということは20万キロも走った車を買ったわけです。

10月上旬に妻が帰国したため、とうとう私の1人暮らしが始まりました。そこで、かねてからの夢であったトップがハードで自動開閉式の4人乗りオープンカーを探し求め、10月下旬、Civicを売り、2010年製造のLexus IS250Cを購入しました。2ドア6気筒で排気量は2.5Lで204馬力です。走行距離はLexus RX350と同様12万マイルちょっと(20万キロ)。私にとっては10年ものですが、まさに夢の車です。今では冬でもオープンカーにして走っています。

以上のように我が家の車は、自分用でも妻用でも10年落ちで走行距離12万マイル(20万キロ弱)の中古車購入は当たり前です。他の日本人の駐在員の方からすると、そんなに古くてマイルも走った中古車を買うなんて、ちょっと信じられないのではないかと思います。でも我が家は平気で、これまで故障等で困ったことは一度もありません。そしてアメリカでもこれまで無事故無違反です。

過去に乗った車、今乗っている車には、人生の思い出が一杯詰まっていますので、いつも大事に乗っています。

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