次女は、暖かい州にあるボーディング・スクールに通っています。ボーディング・スクールと言っても、全寮制ではなく、通いの生徒より寮生の方が少ない学校です。したがって、正確に言うと、寮を備えた私立学校ということでしょうか。小学校から高校まである一貫校で、その昔、男子校で全寮制だったようです。1950年代に寮が廃止されましたが、半世紀以上ぶりの2019年に寮が復活しました。
次女はG10(高校4年中、第2学年)で転入したのですが、その時点(2020年8月)で寮の建物は築2年でした。私も見学に行きましたが、全てが新しく綺麗なので、次女が羨ましく感じました。G10の時は、コロナ禍であったため、ほとんどの留学生は本国に留まったままで、寮はアメリカ本土から来ている学生だけで閑散としており、次女はルームメイトもおらず、2人部屋を独り占めしていました。
今年から留学生も戻ってきたようで、次女はメキシコからのルームメイトと一緒の生活です。寮に住む生徒が昨年の倍に増えたため、学校のスタッフも運営に苦労しているようです。次女も、ランドリーなどで初めて順番待ちの経験をして窮屈な思いをしているとのこと。親としては何事も経験だと思っています。若いうちから仲間と一緒に生活することを学ぶことは、次女にとり大きな財産になると思っています。
さて、次女は現在G11で、これは高校4年間のうちの高校3生(junior)で、日本では高校2年生にあたります。次女はどんなクラスをとっているのでしょうか。長女と同様、高校の授業料支払いのサイトで確認することにします。
次女の高校はクォーター制を取っています。第1・第2クォーターのクラスは以下の通りでした。
1)AP Physics 1, 2) Bible, 3) French 3-H, 4) Honors Ind. Science Research, 5) Painting 1A, 6) Precalculus, 7) Race and Social Justice, Literature
聖書(Bible)のクラスがあるのは私立高校ならではですね。
第3・4クォーターになると、第1・2クォーターの2) Bibleの代わりにCreative Non-Fiction, 7) Race and Social Justice の代わりに AP Comparative Government & Politicsのクラスを受けることになります。
次女はとりたいクラスをとっているようで、親として全くコメントはありません。AP系のクラスは学校の授業以外に、APの試験を受ける必要がありますので、念のため、オンラインの家庭教師をつけることにしました。
次女はジュニア・イヤーの半分が終わり、いよいよアメリカの大学受験が視野に入ってきました。次女は長女と同様、SATではなくACTを受けます。既に2回受けましたが、まずずまずの結果でした。長女の時も家庭教師をつけたので、次女にもACT試験対策用の家庭教師をつけるかもしれません。
アメリカの政治や国際政治に関心のある長女と異なり、次女は環境系に関心があるようです。したがって、今後、環境系のリサーチに強い大学を探していくことになります。
ともあれ、「アメリカの教育はいくらお金があっても足らない」とよく聞きますが、まさに親としてそれを実感しています。
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