長女と次女は2歳差です。したがって、本来であれば学年は「2学年差」のはずですが、ある時から「3学年差」となってしまいました。「3学年差」になった時は次女に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、その後、この「3学年差」が大事になってくることは、当初は夢にも思いませんでした。
2010年12月暮れに1回目のニューヨークでの生活を終え帰国する時点で、マンハッタンの公立学校で長女は小学3年生、次女は小学1年生でした。帰国後、アメリカンスクールに転入する際、「学年を決める生年月日の基準」が、マンハッタンの公立学校と違っていたため、長女はそのまま小学3年生として転入しましたが、次女は残念ながらキンダーガーデンへの転入となっていました。
次女は、ニューヨークで小学1年生を1セメスター経験していたのに、帰国したら幼稚園生に戻るなんて、少し屈辱的だったかもしれません。親としては、かわいそうで仕方がありませんでした。
ということで、2011年1月、アメリカンスクールに転入した長女と次女の「学年の差」が「2年」から「3年」に開いてしまいました。
このことは、実は将来、親にとり、とても重要になるのでした。
現在大学2年生の長女は、次女が大学に入学する時は大学4年生になります。即ち「2023年9月から2024年5月まで」の期間が「長女も次女も大学生」の期間となります。この年の授業料と寮費は2人分で1600万円を超えると思います。返済不要な奨学金が得られ、学費ローンを借りても、親の負担は2人分で1000万円を超えるものと覚悟しています。
翌2024年9月に次女は大学2年生となりますが、長女は卒業しているため、大学の授業料・寮費は一人分で済むことになります。
これは、2011年1月にアメリカンスクールに転入する時に長女と次女の「学年の差」が「3年」になったおかげです。あの時、次女がアメリカンスクールの小学1年生に転入していれば、「長女と次女が同時に大学生の期間」が「2年間」となり、2022年と2023年は、親として大学の授業料を2人分払わざるを得ない「地獄の2年間」となっていたことでしょう。
もちろん、親が負担する子供の教育費の全体額は変わりませんが、やはり、人生、タイミングはとても重要ですね。
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