Thursday, December 30, 2021

くるみ割り人形(ワシントン・バレエ団)

クリスマスの風物詩と言えば、マンハッタンでは、ラジオシティのロケッツ・ショー「クリスマススペクタキュラー」ですが、全米の主要都市では、なんと言ってもバレエ「くるみ割り人形」です。

ニューヨークに2回駐在していた頃は、毎年子供たちとニューヨーク・シティ・バレエ団の「くるみ割り人形」をマンハッタンにあるリンカーンセンターで鑑賞するのが恒例行事でした。

12月26日、ワーナー・シアターで行っているワシントン・バレエ団の「くるみ割人形」の最終公演を妻と長女と鑑賞してきました。今回は、ワシントン・バレエ団の理事会の理事をしている方の招待でした。

ワシントン・バレエ団との付き合いは長く、芸術監督のジュリー・ケントさんとは、彼女がニューヨークのアメリカン・バレエ・シアターでプリンシパルとして活躍していた頃からの知り合いです。2015年に同シアターを引退し、2016年からワシントン・バレエ団の芸術監督に就任されました。ジュリーさんは、ハーバート・ロス監督の1987年の映画「ダンサーズ」の主役でソ連出身の世界的に有名なバレエ・ダンサー、ミハイル・バリシニコフの相手役も務めたことがあります。

インターミッションでは、バックステージツアーをしてもらい、幕が降りた舞台の上で記念撮影をしました。バックステージでは、ワシントン・バレエ団のリハーサル補佐でハンガリー出身のダンサーのタマス・クリザさん、タマスさんの妻でダンサーの大貫真希さん、滝口勝巧さん、木村綾乃さん、宮崎たま子さんらの知り合い全員と挨拶できました。

当日の第2幕のメインとなるパ・ド・ドゥを踊る「シュガープラムの妖精」と「キャバリエ」は、なんと日本人ダンサーのペア・大貫真希さんと滝口勝巧さんでした!

大貫さんは、2004年にワシントン・バレエ団に入団。日本人最初のプリンシパルとして「海賊」、「白鳥の湖」、「ジゼル」など多数の作品の主役を務める同バレエ団の顔です。このお二人のパ・ド・ドゥは圧巻で、拍手が鳴り止みませんでした。個人的には大滝さんのピルエットの回数と安定性に感動を覚え身震いしました。

くるみ割り人形は、各地のバレエ団で構成や振り付けなどが少し異なっています。各バレエ団の味が出てそれはそれで楽しめるものだと思いました。





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