Friday, December 31, 2021

妻、アメリカの永住権取得!(その5:「移民多様化ビザ抽選プログラム」に「当選」の意味)

「移民多様化ビザ抽選プログラム」は、まず、すべての応募(エントリー)は対象地域ごとに分けられ、それぞれ番号をつけられます。応募受付期間終了後、米国務省は各地域や国の割当て数に基づいて全ての「有効な応募」の中から「コンピューター」により「無作為」に「各対象地域ごと」に当選者を選びます。応募期間中に受理されたすべてのエントリーの各対象地域内での当選確率は平等です。

米国務省のコンピューター抽選により当選しても「移民ビザ」が自動的に発給されることを保証するものではありません。このプログラムに「当選した」ということは、「移民ビザ」の「申請資格を得た」ということにすぎません。


「移民多様化ビザ抽選プログラム」で発給される「移民ビザ」の数は 5万5千件ですが、必ずそれよりもかなり多くの応募者が当選します。これが、「当選しても必ずしも移民ビザを取得できるわけではない(=永住権が得られるわけではない)」理由です。


抽選で「移民ビザ」の発行数(5万5千件)より多くの当選者を出す理由は、当選者の中に、「移民ビザ」を取得する資格のない人や、「移民ビザ」申請手続きを行わない人がいることが予測されるためです。これは同時に、発給される「移民ビザ」の総数が当選者数に満たないことを意味します。


「移民ビザ」は、発給を受ける準備のできている申請者に対して毎月発行されますが、5万5千件全ての「移民ビザ」が発給された時点で、その年のプログラムは終了します。これは、当選の有効期限(移民ビザを取得できる最終日)である9月30日よりも前にプログラムが終了する可能性があるということです。プログラムが終了した時点で、当選者の「移民ビザ」を得る権利は、有効期限前であっても消滅します。

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