アメリカ国務省が主管する「移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Immigrant Visa Program)(俗称「DV抽選永住権プログラム」)を通じてアメリカの永住権を取得した妻は、2021年11月23日に米国ハワイ州ホノルルに永住者として入国しました。
入国後、妻は実物の「グリーンカード」が郵送されるのを楽しみに待っていましたが、2022年1月7日、アメリカ移民局から「移民ビザの費用220ドルを払っていないので早急に支払うように。右支払いがない限り、妻の「グリーンカード」は発行しない。」との連絡があり、私たちは混乱しました。妻は、2021年9月29日に東京で移民局に対し移民ビザ費用220ドルを既に払っていたからです。
そこでいろいろと調べると、妻が東京で支払った移民ビザ費用は、妻の外国人登録番号のアカウントではなく、他人のアカウントに対して支払われたのではないかとの疑いが高まりました。
となれば、2021年9月27日にアメリカ移民局が妻に移民ビザの費用を請求した書類に掲載された妻の外国人登録番号が間違っていたということになります。
焦った私は、アメリカ政府の知り合いに頼んで、アメリカ移民局のAを紹介してもらいました。2022年1月15日、アメリカ移民局のAにメールで事情を説明し、問題解決をお願いしました。アメリカ移民局のAは移民局の担当Bから連絡させる旨述べました。
2022年1月20日、移民局の担当Bから連絡がありました。私が電話で本件について丁寧に説明したところ、担当Bは、問題の本質を即座に理解し、2021年9月27日に妻に移民費用を請求した書類に掲載された妻の外国人登録番号が間違っていたのは、アメリカ移民局の責任であることを認めました。担当Bは、アメリカ移民局内で検討し、問題解決のために努力すると述べました。
2022年1月22日、移民局の担当Bから再度絡がありました。担当Bがうまく調整してくれた結果、妻が支払った移民費用は、妻の外国人登録番号の口座に転送されることなったとのことでした。これにより、妻の「グリーンカード」の発送手続きが整うので、2週間してもグリーンカードが届かなければ連絡して欲しいと述べました。
2022年2月11日、アメリカ移民局の担当Bに電話をし、「まだ妻の「グリーンカード」が届いていない、どうなっているのか」と照会しました。担当Bは、「(妻が)支払った移民費用の転送手続きがやっと3日前に完了した。右手続きに予想外にも時間がかかってしまい申し訳ない。これでグリーンカード発行手続きを進めることができる。2週間程度で届くであろう。」とのことでした。
2022年2月17日、アメリカ移民局の担当Bから、妻の「グリーンカード」の郵送手続きを終えたとの連絡がありました。当初は混乱の極みでしたが、やっとここまで来れたという感じでした。
2022年2月24日、妻の「グリーンカード」が、メリーランド州ベセスダの自宅に配達されました!
左上に永住者(Permanent Resident)と記されている
妻のアメリカの「グリーンカード」取得まで、本当に長い道のりでした。
この「グリーンカード」の取得には、
・2019年10月14日にアメリカ国務省が主管する「移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Immigrant Visa Program)」に応募してから2年4ヶ月、
・2020年6月6日に同プログラムに当選してから1年8ヶ月、
・2020年10月11日に妻が帰国してから1年4ヶ月、
・2021年9月28日にアメリカの移民ビザを取得してから5ヶ月、
・2021年11月23日、永住者としてアメリカに入国してから3ヶ月、
かかりました。
妻は、これでアメリカでいつでもどこでも安心して就職することができます。
長い道のりであった分、妻は喜びもひとしおのようです。
これで私がいつ転勤命令が出てアメリカを離れることになっても、家族としては、妻が将来住む場所が拠点となり、夏休みや感謝祭、クリスマスに娘たちは妻の家に帰ってこれることになります。そういう意味でも本当に良かったと思います。
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