お子様のアメリカでの適応力には個人差があります。お子様の性格や能力なども要因になりますので、個人差を一般化することはできません。
お子様が幼少期にアメリカに来ると、親御さんは兎にも角にも英語が喋るようになって欲しいとの願望が強いようです。そのお子様が現地校に通えば、数年もたてばスピーキング力はつくでしょう。ここで重要なのは、日本語をいかにキープするかです。多くのご家庭が、家庭内では必ず日本語での会話を貫き通し、毎週土曜に日本語補習校に通わせるのは、そのためです。親がお子様の日本語の教育をおろそかにすると、お子様が英語が上達するにつれ、親とのコミュニケーションにおいて、さまざまな弊害が出てきます。
お子様が高校生になり友達との付き合いが増えると、日本語がだんだんできなくなってしまい親子のコミュニケーション断絶が起きる可能性もあります。親とコミュニケーションができない子供は、非行に走りやすいとも言われています。
うまく思春期にアイデンティティーを失わずに過ごせるかどうかは、まさに親の支援があるかないかにかかっていると思います。
No comments:
Post a Comment