Wednesday, January 5, 2022

コロナ:オミクロン株

アメリカではオミクロン株が猛威をふるっています。

年末、1日の感染者数が3日連続50万人もありました。
今年に入り、1月3日の感染者数はとうとう1日で100万人を超えました。陽性者の中でオミクロン株に感染した割合は、既に95%に達しているそうです。


私の周りでも、この1ヶ月で10人に1人くらいの割合で感染している感じです。ワクチンを2回接種した人でも、ブースターを射った人でさえ、陽性者は出ています。幸い、私の知り合いの陽性者は、症状が軽いか全く症状が出ていません。


なお、オミクロン株に感染した場合の特徴は、「喉痛」のようです。


1月2日に次女はボーディングスクールに戻りましたが、寮に入るためにコロナ検査を受けました。翌1月3日からは、通いの学生も含め学生全員、教師及び学校関係者全員が毎日コロナ検査を受けています。親は、学校から毎日コロナ関連の報告をメールで受けています。今日までに高校生1335人中16名が陽性反応があったとのこと。陽性率は1.2%となります。幸い次女は感染していません。


アメリカでは、オミクロン株は簡単に感染するが症状は比較的軽く、重症者は少ないと言われています。しかしオミクロン株感染者の死者は出ていますし、デルタ株とは異なり、小児の入院の増加が報道されています。また、アメリカ全体で見ると、コロナ感染の入院者数は、これまでのピークである昨年9月の入院者数を超えています。

アメリカはPCR検査は無料です。検査が無料なので、親や祖父母、友達に会ったりする前に気軽に検査を受けています。しかし、ニューヨークなど感染爆発が起こっている都市では、検査を受けるのに3日も待つようになりました。


日本ではPCR検査に3万円から5万円かかると聞いて驚いています。こんなに検査料が高いと喉が痛くなりオミクロン株に感染した可能性があっても、症状が軽ければPCR検査を受けようと思わなくなるかもしれません。そうでなくてもオミクロン株は感染しやすいので、知らないまま感染し、知らないまま人にうつし、知らないまま治っている人がたくさんいると思います。


アメリカでは、医療従事者や公共交通機関従事者の陽性者が増加し、社会機能の維持に支障が出はじめています。いくら感染した場合の症状が軽いと言っても、感染すれば自主隔離する必要があるので、重要なインフラ関係者が不足すると社会はうまく機能しなくなります。今後も感染者・発症者が増加するにつれて、警察や消防・救急、航空会社、公共交通機関、学校、電気・水道・ガス会社の関係者が一時的に不足すると大変なことになります。


アメリカは、今月中旬にピークを過ぎるとの報道もあります。1日100万人が感染しているといずれ集団免疫ができるということでしょう。

早くピークが過ぎることを願うばかりです。

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