妻は、2021年11月23日にホノルルに永住者として入国。
2021年12月にメリーランド州ベセスダの自宅に1年2ヶ月ぶりに
戻ってきました。
永住権を取得した妻がメリーランド州でまず行うべきことは、メリーランド州の運転免許証を取得することです。アメリカでは運転免許証がないと生活ができないと言っても過言ではないでしょう。運転免許証は、単なる運転するためのライセンスというだけではなく、本人確認のための身分証明の役割もあります。
レストランやバーでお酒を飲む時や酒屋でお酒を買う時に、店側から、21歳以上であることを確認するために身分証の提示を求められます。その際に運転免許証を提示するわけです。日本では、たとえばコンビニでお酒を購入する際、年齢確認のタッチボタンを押せば大体OKですよね。ただし、日本のコンビニでも若く見える方は、身分証を求めらることもあるようです。
アメリカの国内線の飛行機に乗る時に空港で身分証の提示を求められます。この時も運転免許証を提示するわけです。日本では、国内線の場合は身分証の提示は求められませんね。これはある意味怖いことです。
さて、どのようにしてアメリカで運転免許証を取得するのでしょうか。アメリカでは各州が運転免許証を発行していることはご承知の通りです。
メリーランド州は、日本政府との間の合意により、2016年1月から、メリーランド州に住んでいる日本人は、日本の普通自動車運転免許を持っている場合、メリーランド州の普通自動車運転免許取得する上で、技能試験および学科試験が免除されるようになりました。縦列駐車が苦手な妻にとり、技能試験が免除というのは本当にありがたいことです。聞いたところによると、日本政府とのこのような合意は、全米50州でメリーランド州が最初なんだそうです。
メリーランド州の免許取得に必要な書類は、次の通りです。
①身分証明書類
・日本のパスポート、米国ビザ、I-94、グリーンカード等
→ 妻は、永住者なのでI-94は不要です。しかし、まだグリーンカードの実物は届いていないので、日本のパスポートとアメリカ政府が発行した「移民ビザ」で対応するしかありません。
(I-94フォームは、アメリカに入国する外国人の出入国記録情報です。外国人がアメリカに到着すると、まず空港で税関・国境警備局(CBP)の入国審査官に出迎えられ、入国が許可されれば、パスポートにスタンプが押されます。かつては入国時にI-94フォームという書類が発行されていましたが、2013年4月からデジタル化され、そのI-94フォームのシンボル的な役割を果たすのが、入国審査官の押印するスタンプです。現在では、I-94の出入国記録は、オンラインでいつでも確認・取得できるようになりました。I-94の提出を求められるのは主に、アメリカの免許証取得書類として提出する時、移民局(USCIS)に書類を提出する時、ソーシャルセキュリティー番号を取得する時などです。)
②社会保障番号(ソーシャルセキュリティカード)
→ 妻は、2002年にロサンゼルスに住んでいた時にソーシャルセキュリティカードは入手済です。最近知ったことですが、駐在員の配偶者は、今ではソーシャルセキュリティカードを取得することは難しいとのこと。
③メリーランド州居住証明書類
・電気・ガス・水道・電話料の請求書、住居の賃貸借契約書等
→ これは実は鬼門です。夫の駐在でアメリカに住んでいる場合、夫婦の名前で、住居の賃貸借契約や、電気・ガス・水道・電話の契約を結ばないことがほとんどだからです。妻の場合、たまたま共同名義にしていた当地の銀行のステートメントで夫婦の名前と住所が記載されているページと、妻が2002年から持っているAMEXの請求書で妻の名前と住所が書かれたページのコピーを提出しました。
④視力検査結果(検査より12か月以内のもの)
→ 妻は近所の眼鏡屋で検査をしました。
⑤3時間のアルコール・薬物講習受講証
→ 次回説明します。
⑥運転能力証明書類
・日本の運転免許証+翻訳文書(日本大使館で翻訳した文書又は日本で発行された国際運転免許証など)
→ 妻は国際免許証を持っていましたが、念のため日本大使館に翻訳をお願いしました。19ドルかかりました。
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