Tuesday, October 11, 2022

ハリケーン直撃のアメリカ・フロリダ州で電気自動車火災が続発

9月28日にフロリダ州を襲ったハリケーン「イアン」により、100人以上が死亡、100万人以上の世帯が停電しました。フロリダ州では現在でも、孤立した地域の住民の救護活動や行方不明になった人の捜索が続けられています。


今回のハリケーンにより、フロリダ州の消防士は、電気自動車に浸水したバッテリーによって引き起こされる火災に直面しています。


イアンにより多くの電気自動車が無効になりました。これらのバッテリーが腐食すると、火災が発生する可能性が大きいそうです。


電気自動車はガソリン車と比べて、とりわけ危険というわけではないようで、一般的には車両火災の危険性はガソリン車より低いそうです。2019年に発⽣した⾞両⽕災はアメリカだけで20万件以上に上回りましたが、車両火災の大半をガソリン車もしくはハイブリッド車が占めました。


問題は、他の車両の火災と違って、消防士が電気自動車の車両火災を迅速且つ安全に消火するには、電気自動車の専門の知識と特別な訓練と理解が必要のようです。


電気自動車のバッテリーは危険なほど反応性の高い化学物質を含んでおり、洪水でショートすると、大きな電流によってバッテリーが急速に腐食・分解し、数分のうちに発火します。電気自動車のバッテリーの発火は高熱で有毒です。

テスラの消火活動は、テスラのエンジニアと消防士の共同で進められていく必要があるそうです。また、ガソリン車の火災は、通常30分から45分で消化できるそうですが、テスラのバッテーリーの消火活動に7時間かかった例があるそうです。

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