Thursday, December 30, 2021

アメリカの大学

アメリカには、大学が2500校から3000校近くあると言われています。

現在長女は東海岸の大学に通っていますが、長女が通った公立高校(NY州ウェストチェスター郡ライ市)の同級生の多くも東海岸の大学に通っており、そのうち50名程度はアイビー・リーグの大学やMIT、スタンフォード大学など全米で超一流の大学に通っています。同級生の中には、全米の様々な州の州立大学に通っている同級生もいます。たまたま高校の進路カウンセラーがミシガン大出身だったので、このカウンセラーの人脈で、ミシガン大に入学する生徒は結構います。

アメリカの大学は、レガシー枠、つまり祖父母・親・兄姉が同じ大学に通っていると、入学しやすいというシステムは、私立・州立を問わず未だにあるようです。長女の日本のアメリカンスクールの中学時代の同級生の友人に、両親も兄さんもハーバード大卒でということで、本人もハーバード大に入った方がいます。長女の高校の同級生で隣に住んでいた方は、祖父・父がコーネル大卒で、本人も結局コーネル大に入りました。私の友人には、曽祖父、祖父、両親、兄がイェール大で、本人もイェール卒という方もいます。

長女の日本人の友人で、アメリカ生まれ、または子供の時からアメリカ育ちの方は、たいてい皆優秀で、アイビーリーグの各大学やタフツ大、ジョージタウン大などで学んでいます。そのうちの一人は、12月までにアプリケーションを出した大学は全て不合格となりましたが、翌年の3月頃に最後のアプリケーションを出したプリンストン大に合格したという、珍しい方もいます。

さて、次女は現在G11で、これは、アメリカの4年間ある高校の3年生にあたります。日本でいえば高校2年生です。長女がアメリカの大学入学プロセスを経験しているため、2年前から、次女宛に全米の様々な大学から入学を勧誘するための大学の資料が毎日のように届いています。資料を受けた大学は、アイビーリーグの大学から、こんな大学があるのかというような大学まで広範囲にわたります。珍しい大学も多いので、列挙しようと思います。

州のアルファベット順に書きますが、長女もアプリケーションを出したことがなく、私も縁もゆかりもない州の大学からも、なぜか入学資料が次女宛に送られてきます。摩訶不思議です。


◯アラバマ州 AL

Samford University (Birmingham, AL)

The University of Alabama (Tuscaloosa, AL)

◯アリゾナ州 AZ

University of Advancing Technology (Tempe, AZ)

The University of Arizona (Tucson, AZ)

◯カリフォルニア州 CA

Santa Clara University (Santa Clara, CA)

Stanford University (Stanford, CA)

◯コロラド州 CO

Colorado School of Mines (Golden, CO)

University of Denver (Denver, CO)

◯コネチカット州 CT

Connecticut College (New London, CT)

Quinnipiac University (Hamden. CT)

Trinity College (Hartford, CT)

University of Connecticut (Storrs, CT)

University of New Haven (West Haven, CT)

Yale University (New Haven, CT)(アイビーリーグ)

◯デラウェア州 DE

University of Delaware (Newark, DE)

◯ワシントンDC

American University (Washington, DC)

George Washington University (Washington, DC)

St. John’s College (Washington, DC)

◯フロリダ州 FL

Flagler College (St. Augustine, FL)

Rollins College (Winter Park, FL)

University of South Florida (Tampa, FL)

University of Tampa (Tampa, FL)

◯ジョージア州 GA

Georgia State University (Atlanta, GA)

◯インディアナ州

Rose-Hulman Institute of Technology (Terre Haute, IN)

◯アイオワ州 IA

Grinnell College (Grinnell, IA)

University of Iowa (Iowa City, IA)

◯ケンタッキー州 KY

University of Kentucky (Lexington, KY)

University of Louisville (Louisville, KY)

◯ルイジアナ州 LA

Tulane University (New Orleans, LA)

◯メイン州 ME

Carleton College (Northfield, ME)

Colby College (Waterville, ME)

University of New England (Biddeford, ME)

◯マサチューセッツ州 MA

Brandeis University (Waltham, MA)

Simmons University (Boston, MA)

Stonehill College (Easton, MA)

Tufts University (Medford, MA)

University of Massachusetts Lowell (Lowell, MA) 

Wellesley College (Wellesley, MA)

◯メリーランド州 MD

Hood College (Frederick、MD)

Johns Hopkins University (Baltimore, MD)

Montgomery College (Rockville, MD)

Notre Dame of Maryland University (Baltimore, MD)

Prince George’s Community College (Largo, MD)

Stevenson University (Owings Mills, MD)

University of Baltimore (Baltimore, MD)

University of Maryland (College Park, MD)

Washington College (Chestertown, MD)

◯ミシガン州 MI

Michigan Technological University (Houghton, MI)

◯ミネソタ州 MN

Carleton College (Northfield, MN)

Macalester College (St. Paul, MN)

University of Minnesota (Minneapolis, MN)

◯ミシシッピ州 MS

Mississippi State University (Mississippi State, MS)

◯モンタナ州 MT

Montana State University (Bozeman, MT)

◯ネブラスカ州

University of Nebraska - Lincoln (Lincoln, NE)

◯ニュージャージー州 NJ

Rutgers University (Camden, NJ)

Seton Hall University (South Orange, NJ)

◯ニューヨーク州 NY

Adelphi University (Garden City, NY)

Bard College (Annandale-on-Hudson, NY)

Barnard College (New York, NY)

Clarkson University (Potsdam, NY)

Colgate University (Hamilton, NY)

Columbia University (New York, NY) (アイビーリーグ)

Cornell University (Ithaca, NY) (アイビーリーグ)

Fordham University (Bronx/ New York, NY)

Hofstra U (Hempstead, NY)

Keuka College (Keuka Park, NY)

Nazareth College (Rochester, NY)

New York University (New York, NY)

Pace University (New York, NY)

Rensselaer Polytechnic Institute (Troy, NY)

Rochester Institute of Technology (Rochester, NY)

Skidmore College (Saratoga Springs, NY)

SUNY College of Environmental Science and Forestry (Syracuse, NY)

United States Military Academy (West Point, NY)

University of Buffalo (The State University of New York) (Buffalo, NY)

◯ノースカロライナ州 NC

North Carolina State University (Raleigh, NC)

Wingate University (Wingate, NC)

◯オハイオ州 OH

Case Western Reserve University (Cleveland, OH)

Kent State University (Kent, OH)

Kenyon College (Gambier, OH)

Miami University (Oxford、OH)

Oberlin College please & Conservatory (Oberlin, OH)

Ohio Wesleyan University (Delaware, OH)

Otterbein University (Westerville, OH)

The College of Wooster (Wooster, OH)

Xavier University (Cincinnati, OH)

◯オレゴン州 OR

Lewis & Clark College (Portland, OR)

Oregon State University (Corvallis, OR)

University of Portland (Portland, OR)

◯ペンシルベニア州 PA

Bucknell University (Lewisburg, PA)

California University of Pennsylvania (California, PA)

Carnegie Mellon University (Pittsburgh, PA) 

Chatham University (Pittsburgh, PA)

Duquesne University (Pittsburgh, PA)

Franklin & Marshall College (Lancaster, PA)

Lafayette College (Easton, PA)

Lycoming College (Williamsport, PA)

Marywood University (Scranton, PA)

Messiah University (Mechanicsburg, PA)

Mount Aloysius College (Cresson, PA)

Muhlenberg College (Allentown, PA)

Neumann University (Aston, PA)

Susquehanna University (Selinsgrove, PA)

The University of Scranton (Scranton, PA)

Ursinus College (Collegeville, PA)

West Chester University (West Chester, PA)

Widener University (Chester, PA)

Wilkes University (Wiles-Barre, PA)

York College of Pennsylvania (York, PA)

◯ロードアイランド州 RI

Brown University (Providence, RI)(アイビーリーグ)

Bryant University (Smithfield, RI)

Providence College (Providence, RI)

◯サウスカロライナ州 SC

College of Charleston (Charleston, SC)

University of South Carolina (Columbia, SC)

Wofford College (Spartanburg, SC)

◯テキサス州 TX

Southern Methodist University (Dallas, TX)

Texas Christian University (Fort Worth, TX)

◯バージニア州 VA

Bridgewater College (Bridgewater, VA)

Christopher Newport University (Newport News, VA)

George Mason University (Fairfax, VA)

Emory & Henry College (Emory, VA)

Hollins University (Roanoke, VA)

Radford University (Radford, VA)

Randolph-Macon College (Ashland, VA)

University of Lynchburg (Lynchburg, VA)

WIlliam & Mary (Williamsburg, VA)

◯バーモント州 VT

Bennington College (Bennington, VT)

The University of Vermont (Burlington, VT)

◯ワシントン州 WA

Seattle University (Seattle, WA)

Western Washington University (Bellingham, WA)

◯ウィスコンシン州 WI

University of Wisconsin - Madison (Madison, WI)

◯ウエスト・バージニア州 WV

Concord University (Athens, WV)

帯状疱疹(Shingles)のワクチン接種

今日(12月30日)、ブースターを接種したあのSAFEWAYでアポなしで帯状疱疹を予防するワクチンを摂取しました。


帯状疱疹の原因は水ぼうそうと同じウィルスです。帯状疱疹は、体内の水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。主に子どもの頃に、このウイルスにはじめて感染すると、水ぼうそうを発症します。そして、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは脊髄から出る神経節という部位に潜んでいます。普段は体の免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありませんが、加齢やストレスで免疫力が低下するとウイルスは再び活動、増殖しはじめます。そして、ウイルスは神経の流れに沿って神経節から皮膚へと移動し、帯状に痛みや発疹が出る帯状疱疹を発症します。 


2019年に亡くなった父は80歳の頃、帯状疱疹にかかりました。母も70代でかかりましたが軽症でした。私の周りには帯状疱疹にかかった多くの先輩方がいます。帯状疱疹の発症率は50歳以上で増加し、50代、60代、70代と加齢に伴ってさらに増加するそうです。また、帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行リスクも加齢とともに高くなるといわれています。


ワクチン接種により、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫力を高めて、帯状疱疹の発症を予防することができるそうです。また帯状疱疹を発症したとしても軽症ですみ、帯状疱疹後神経痛(PHN)などの後遺症の予防にもつながるとのデータもありそうです。


私は、このPHNの後遺症の予防を考えて、今日接種しました。私の保険ではカバーされないので174ドルを自腹で払いました。あと1回接種する必要があります。

くるみ割り人形(ワシントン・バレエ団)

クリスマスの風物詩と言えば、マンハッタンでは、ラジオシティのロケッツ・ショー「クリスマススペクタキュラー」ですが、全米の主要都市では、なんと言ってもバレエ「くるみ割り人形」です。

ニューヨークに2回駐在していた頃は、毎年子供たちとニューヨーク・シティ・バレエ団の「くるみ割り人形」をマンハッタンにあるリンカーンセンターで鑑賞するのが恒例行事でした。

12月26日、ワーナー・シアターで行っているワシントン・バレエ団の「くるみ割人形」の最終公演を妻と長女と鑑賞してきました。今回は、ワシントン・バレエ団の理事会の理事をしている方の招待でした。

ワシントン・バレエ団との付き合いは長く、芸術監督のジュリー・ケントさんとは、彼女がニューヨークのアメリカン・バレエ・シアターでプリンシパルとして活躍していた頃からの知り合いです。2015年に同シアターを引退し、2016年からワシントン・バレエ団の芸術監督に就任されました。ジュリーさんは、ハーバート・ロス監督の1987年の映画「ダンサーズ」の主役でソ連出身の世界的に有名なバレエ・ダンサー、ミハイル・バリシニコフの相手役も務めたことがあります。

インターミッションでは、バックステージツアーをしてもらい、幕が降りた舞台の上で記念撮影をしました。バックステージでは、ワシントン・バレエ団のリハーサル補佐でハンガリー出身のダンサーのタマス・クリザさん、タマスさんの妻でダンサーの大貫真希さん、滝口勝巧さん、木村綾乃さん、宮崎たま子さんらの知り合い全員と挨拶できました。

当日の第2幕のメインとなるパ・ド・ドゥを踊る「シュガープラムの妖精」と「キャバリエ」は、なんと日本人ダンサーのペア・大貫真希さんと滝口勝巧さんでした!

大貫さんは、2004年にワシントン・バレエ団に入団。日本人最初のプリンシパルとして「海賊」、「白鳥の湖」、「ジゼル」など多数の作品の主役を務める同バレエ団の顔です。このお二人のパ・ド・ドゥは圧巻で、拍手が鳴り止みませんでした。個人的には大滝さんのピルエットの回数と安定性に感動を覚え身震いしました。

くるみ割り人形は、各地のバレエ団で構成や振り付けなどが少し異なっています。各バレエ団の味が出てそれはそれで楽しめるものだと思いました。





我が家のクリスマス

 2001年に結婚、2002年に長女が生まれる2ヶ月前にロサンゼルスに引っ越しました。それ以降、連続8年半もの間、海外生活を送ったので、我が家でのクリスマスは、アメリカの家庭のように祝います。

マンハッタンに住んでいた頃は、娘2人はまだ幼少期だったので、クリスマスの数日前に同級生とよくジンジャーブレッドハウスを作っていました。ジンジャーブレッドとは、生姜、シナモン、ナツメグ、クローブなどの香辛料と蜂蜜や砂糖などで味付けされた洋菓子です。クリスマスが近づくと、クリスマスアクティビティとして家の形をしたジンジャーブレッドハウスがよく作られます。ジンジャーブレッドハウスを作ったら、自宅に飾っておくのですが、クリスマスが過ぎると、適当なタイミングで家族でジンジャーブレッドハウスを食べます。

2011年初頭に8年半ぶりに帰国しても、娘2人は東京のアメリカンスクールに通いましたので、アメリカの文化を学校や友達の家で引き続き学びました。日本に5年半住み、2016年に再びニューヨークに引っ越し。4年過ごした後、2020年からメリーランド州ベセスダに居を構えています。

我が家では、いつも暖炉の部屋にあるリビングルームにクリスマスツリーをセットし、飾り付けをします。そして、クリスマスの朝までに、家族4人それぞれが、家族全員分のプレゼントを買って、クリスマスツリーの下に置いておきます。クリスマスの朝が来たら、みんなでプレゼントを開けるという儀式があります。プレゼントといっても、高価なものではありません。今年は私は娘からはセーターや高級ナッツを、妻からは出張用カバンをもらいました。

クリスマスの日には、手料理を食べます。これまではチキンの丸焼きとスタッフィング、クランベリーソース、マッシュドポテト、パイ、エッグノックなどが多かったのですが、今年は、次女がベジタリアン料理を振舞ってくれました。トッポギ、野菜生春巻き、カッパ巻き、アスパラガス・チーズ巻き、椎茸の油揚げ、フレンチフライズ、芽キャベツのロースト、豆腐野菜サラダに、ブラウニーと、5時間もかけて1人で作りました。味付けも抜群で一家団欒の夕食となりました。

ブースター接種(その2)

12月21日、長女がボストン近郊にある大学からクリスマス休暇で我が家に帰ってきました。19歳になった長女をダレス空港で出迎えて、長女はなんだか少し大人になったように感じました。車で自宅に向かう途中、長女と米国の政治情勢や国際情勢についていろいろな話をすることができました。大学2年が終わった夏休みと大学3年の前期は、チリに留学するそうです。

12月22日、長女は、私と次女が接種した同じSAFEWAYの薬局にブースターを打ちに行きました。長女は、家族の中で最も早くコロナ・ワクチンを接種(2回とも2021年4月にファイザーを接種)したのですが、SAFEWAYの薬局にはたまたまファイザーの在庫がなく、モデルナのブースターを接種しました。

ブースターは、これまで2回接種した種類と異なるワクチンを打った方が効果があると指摘する専門家もいます。長女は、1回目と2回目はファイザー、3回目のブースターはモデルナを接種したことになります。ブースターの副反応が出る人は少ないと聞きますが、それでも長女のことが心配でした。結局、副反応は出ませんでした。ちなみに3回ともファイザーを接種した16歳の次女もブースター接種後に副反応は全く出ませんでした。

ブースター接種(その1)

やっとブースターを接種しました。

2021年4月と5月にファイザーを接種した私は、12月16日、3回目のファイザーを接種しました。

アメリカはコロナワクチン接種もPCR検査も無料です。日本はコロナワクチン接種は無料ですが、PCR検査は無料ではなく、3万円から5万円かかると聞いています。

今回コロナワクチンを接種した場所は、SAFEWAY(セーフウェイ) という大型スーパーマーケットの中にある薬局です。事前にネットで予約を取りましたが、アポなしでも接種可能です。

12月13日に次女がクリスマス休暇のためボーディングスクールからベセスダの自宅に帰ってきました。16歳でもファイザーであればブースター接種はできるようなったようなので、12月17日、次女をSAFEWAYに連れていき、次女はアポなしでブースター接種を済ませました。

妻は、東京で2回目の接種をしたのは8月なので、来年2月にブースター接種可能となります。

日本にいる私の母は、2回目の接種をしたのは6月なので、来年1月にブースター接種ができることになります。

父は日本人、母は永住者、娘2人はアメリカ人

私たち家族について、簡単に整理してしたためます。

2001年に東京で結婚、2002年と2004年にロサンゼルスで娘2人が生まれました。したがって、娘2人は日米の二重国籍保持者です。その後、他の国に引っ越し2年ちょっと生活。それからニューヨーク市に戻ってきて3年半生活。2011年7月に9年ぶりに帰国しました。

帰国後、子供の教育についていろいろ悩みましたが、将来のことを考えて娘2人をアメリカ人として育てることにしました。

2011年1月から2016年7月までの5年半の東京生活では、娘2人は調布市にあるアメリカン・スクール・イン・ジャパンに通いました。長女と次女の歳の差は2歳なのですが、アメリカン・スクールの基準にしたがって、長女は小学3年生、次女は幼稚園に編入。次女は、ニューヨーク市で2010年の秋学期は小学1年生を経験していただけに、申し訳なかったです。しかし、この長女と次女の学年が3年違うことが、後々良かったと思えるようになります。

2016年6月からまたアメリカに戻りました。今度はニューヨーク州ウェストチェスター郡のライという場所に居を構えました。理由は、その地域の学校区のレベルが高いからです。親としては、良い公立学校(=無料)がある地域に家を借りることは鉄則です。しかし、学校区のレベルが高ければ、その分、家賃も高額です。私たちの5ベッドルームの家の家賃は月6800ドルもしました。

結局、ライには2016年6月から2020年7月まで4年1ヶ月間、住みました。ちょど長女が高校4年間をライ・ハイスクールにフルに通って卒業できたので、良かったと思います。

次女はライ・ミドルスクールに3年間とライ・ハイスクールの1年間を通いました。2020年7月からメリーランド州ベセスダに引っ越したのですが、次女は、父親である私がベセスダに3年間住める保証はない、したがって、ベセスダの公立高校を卒業できる保証はない、と考えたため、どうしてもボーディングスクールにG10から編入したいと言い出しました。次女の気持ちもわかるので、2019年秋頃からボーディングスクール探しを始めました。ボーディングスクールに通った経験がない私たち夫婦は、浅はかにも全米トップ5のボーディングスクールを次女に受験させましたが、コロナもあり編入枠も少ないとのことで、あえなくずべて補欠合格となりました。その時点で2020年2月であったので、焦った我々は、その時点で受け入れ可能なボーディングスクールを探しまくりました。ある日、妻が比較的温かい州にある全米でトップ25に入るくらいのボーディングスクールを探しだし、連絡を取ったらまだ入学願書を受け付けているとのこと。早速オンラインで面接を行ったら見事に合格。次女は2020年8月、ダレス空港から1人で飛行機に乗って出発しました。次女の年齢はまだ15歳でしたので、若干可哀想な気もしましたが、次女が選んだ道ですので、親としてはしっかり応援するしかないと思っています。

妻は、結局、2021年11月23日に永住者としてアメリカに入国しました。2019年10月に「移民多様化ビザ抽選プログラム」に応募して2020年6月6日に当選、2021年9月27日に東京のアメリカ大使館で面接、翌9月28日に妻の「移民ビザ」発行、翌9月29日に妻は発行された「移民ビザ」が貼られた日本のパスポートを入手しました。その経緯は追って書こうと思います。

ということで私たち家族は、私が生粋の日本人、妻はアメリカでの永住者、娘2人はアメリカ人、という奇妙な組み合わせとなりました。

Friday, October 8, 2021

長女とのロードトリップ

8月中旬に次女はハワイの高校の寮に戻りました。バージニア州のダレス空港では、搭乗口まで一緒に行って、悲しみを抑えながらG11の活躍を祈りながら励ましつつ次女とお別れしました。ホノルル空港では、30年来の友人にいつもながら出迎えてもらい、高校に送ってもらいました。

9月上旬、長女を自家用車でニューヨーク経由でボストンに送りました。いわゆるロードトリップですが、長女といろんなことを話せて本当によかったです。映画の一場面のようでした。マンハッタンで一泊しましたが、その夜は、「Stomp」というオフブロードウェイのショーを2人で見に行きました。ストンプとは、日本どでは「ドスン、バタン」という意味です。91年イギリスで大道芸人をしていた二人組が創作したパフォーマンス。94年にニューヨークで公開以来、人気を集めているショーです。このパフォーマンスは日常生活で触れている音とムーブメントでこれまでのブロードウェイには無い全く新しいエンターテーメントで、コミカルなキャラクターの役者が、楽器を用いず、日常にあるもの、ブラシやドラム、ゴミ箱などを使って、音を出しながら音を奏でていました。

翌朝、インターコンチネンタルホテルを出発し、ボストンへ。途中で長女が運転してくれました。その日はボストンのホテルに宿泊し、翌朝、長女の大学の入寮を手伝いました。長女の大学には、小3から中学2年生まで通っていた東京にあるアメリカン・スクールの同級生が数人通っています。大学2年生となる長女の寮は、1年生の寮より少し小さいですが、長女はそれなりに満足しており、デコレーションしていました。1年生のときと異なり、長女のフロアは皆女性なので、気兼ねなく生活できるようです。

長女とのワシントンDCからボストンまでのロードトリップは、父親としては本当に思い出になるものでした。ありがたや。長女に感謝。

娘2人と旅行:恵まれている父?

 8月上旬に、18歳の長女と16歳の次女と、マンハッタンに10日間ほど電車で遊びに行きました。

泊まる場所は、ウォールストリートにあるキッチン・洗濯機/乾燥機付きアパート。いわゆるStudioで、キングサイズのベッドとソファーベッドがあるアパートに泊まりました。10代の娘2人はキングサイズベッドを使い、父親の私はソファーベッドで寝ました。夕食はレストランで食べたり、アパートで料理をしたり。このパターンは、昨年のクリスマスや今年の正月を迎えたホノルル・トリップと同じパターンです。

ゴッホのデジタル展示会や、ブルックリンにあるニューヨーク植物園の草間彌生展に行ったり。草間彌生展では、長女のライ高校の時代の友人が参加しました。その後、次女とは一蘭のラーメンを堪能。別な日には、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館を訪問。また、ハドソンヤードの「エッジ」展望台に行った後は、1980年に廃線になり、取り壊しも決まっていた高架貨物線跡が、南北に1.6キロほど続く遊歩道(空中庭園)「ハイライン」と生まれ変わり、そこを歩いたり。

その後は、2007年から11年の期間に家族で住んでいたバッテリーパークを散策。娘2人が通っていた小学校であるPS89を訪問。その日の夜は、ワグナーパークにある「自由の女神」が見えるレストラン「Gigino」でゆったりと夕食を堪能しました。

ともあれ、10代の娘2人が、同じ空間で10日間も一緒に泊まってくれたことに心から感謝しています。海外生活が長いからなのか、彼女たちがアメリカ人だからなのかわかりませんが、10代の娘を持つ父親として、感謝しかありません。

Monday, September 27, 2021

次女、ボーディングスクールから帰宅

次女は、ボーディングスクールのG10(日本でいう高校1年)を終え、その後、ボーディングスクールのサマースクールも通い、7月下旬にメリーランド州の自宅に帰ってきました。

サマースクールの期間は、友達の親が持っているアパートに友達と一緒に住んでいたようで、久しぶりのキャンパス外の生活は、楽しかったようです。友達のお母様が毎日車で送り迎えをしてくれたので、本当にありがたかったです。

次女は自宅に帰ってきても、オンラインの別のサマースクールの授業を受けていました。アメリカの大学の受験があるので、そのための準備です。

G9までは4年間ニューヨーク州ウェストチェスター郡に住んでいたので、次女はメリーランド州の自宅には友達はいません。しかし、毎日ジョギングをしたりしてそれなりに自分の時間を楽しんでいるようでした。家が広く、十分な空間があることは、成長期の子供達にとり、精神的にゆとりを持てるので、そのような家に住めてよかったなと思っています。

長女と次女が家にいると、食事が大変です。自分1人で住んでいた時は、鍋でスープなどを作っても、仕事上の会食が多いため、2週間くらい持ちますが、家の中に育ち盛りの10代の娘2人がいると、3日で鍋の中身は無くなります。長女はペスカタリアン、次女はベジタリアンなので、食事もよく考えて作る必要があります。

私はお米やパンなどは食べませんが、娘2人はお米が大好きです。炭水化物の取り過ぎは体によくないのですが、私が10代の頃を考えると、同じように白いご飯が大好物だったので、あまりうるさいことは言わないようにしています。

何度か家族3人で外食をしました。10代の娘2人が父親と外食してくれること自体、とてもありがたいことなので、彼女たちには本当に感謝しています。

長女、アメリカの大学1年終了直後の夏休み:インターン

長女は、大学1年目が終了し、ボストンから5月下旬にはメリーランド州の自宅に帰ってきました。1月以来の再会ですが、たくましくなったような気がします。

アメリカの大学生の夏休みは5月下旬から9月上旬まで3ヶ月ちょっとあり、とにかく長いです。この間に何をするかというと、いわゆる「インターンシップ」です。アメリカ人として生きていくために大学卒業後に就職するためには、夏休みに将来のキャリアに関連のある仕事に関連する企業などでインターンをして就業経験を積み、人脈を広げていくことが重要です。

長女は、6月中旬から9月上旬まで、ジョーンズ・ホプキンス大学のSAIS(高等国際問題研究大学院)にある、ライシャワー・センターでインターンとして働くことになりました。仕事の内容は、いわゆる「調査員/リサーチャー」です。例えば、今年3月に発生したスエズ運河座礁事故が世界のサプライチェーンに与える影響や、ロシアが進める北極圏開発に日本が参加する意義などについて、ライシャワー・センターが論文を発表するための調査を行い、毎週一回、会議で報告していたようです。

今回のインターンシップで、長女は国際関係についてさらに興味が深まったようで、よかったと思います。本人は、将来、国際関係に関する仕事につくか、アメリカの政治に関係する仕事、たとえば、連邦議員の下で働きたいようです。

インターンシップによりますが、長女はお給料をもらいました。毎週小切手が送付されたようで、想定外の額に長女は大喜び。自分が通っている大学の授業料が高いことを知っている長女は、お給料を大学の授業料に回す予定です。長女も立派になったな、と感心するとともに感謝しています。


Wednesday, July 14, 2021

次女のG10終了

自宅からかなり離れた州のボーディングスクールで頑張って生活している次女は、無事G10の学年が終わりました。次女は元々学校の勉強はよくできますが、生活の方も非常に規律正しいので、寮生活も苦労していないようです。同級生に勉強を教えてあげたりもしています。

小さい頃からやっていたアートも、いろんなコンテストに作品を出し、つい最近、州で優秀賞を獲得。州のある雑誌の表紙に次女の絵が使われることになりました。

最近は環境問題に関心があるようです。将来はそちらの方向に進むかもしれません。

ボーディングスクールもコロナ対策が万全であり、2020年の秋学期の途中から、完全in-person授業に移行しました。次女は16歳ですが、本年4月にはコロナワクチン(ファイザー)の2回の接種を終えました。課外活動はクロスカントリーをしています。

ボーディングスクールの良いところは、学生の自立心を育むことです。15歳から親から離れ、他の寮生と一緒に生活することを通じて、いろんなことを学ぶと思います。

最近少しだけ心配なことは、次女はベジタリアンになったことです。16歳なのでまだ早すぎると思うのですが、どうでしょうか。

2021年6月に無事G10が終了。今は、友達の親の知り合いのアパートを借りて、友達と一緒に住みながら、ボーディングスクールのサマースクールに通っています。キャンパスの外の生活は若干の自由があるのでエンジョイしているようです。7月上旬にサマースクールの前半が終了。あと数週間でワシントンDCの自宅に戻ってきます。

実は、昨年末から新年にかけて、長女と一緒に次女を尋ねに行きました。アパートを借りて、親子水入らずの冬休みを過ごしました。次女が自宅に戻ってきたら、久しぶりに小旅行に出かけたいと思います。


長女の大学1年終了

 Time flies.

最後にブログを書いてからはや10ヶ月。時が経つのは非常に早いです。昨年(2020年)7月にワシントンDCに引っ越してちょうど1年が経ちました。その間、いろんなことがありました。

長女は、米国の大学1年を無事終えました。コロナ禍ではありましたが、全学生数が5000人程度しかいないこともあり、そして、大学の資金が潤沢にあるため、コロナ感染症対策は万全で(全学生がコロナ検査を毎週週3、4回受けた)、当初は地域は反対しましたが、キャンパスを閉鎖することはありませんでした。ほとんどの学生は、寮や一軒家のシェアハウスに住みながら、2020年の秋学期は9割がバーチャル授業、1割がin-person授業、2021年の春学期は、7割がバーチャル授業、3割がin-person授業でした。長女にとっては、バーチャル授業がほとんどでしたが、寮生活を満喫し、同じフロアの女子たちと仲良くなり、キャンパス・ライフを大いにエンジョイしたようです。長女は、4月には2回のワクチン(フィアイザー)を接種(私より1ヶ月も先に接種)。

全米の多くの大学は、2020年9月から2021年5月までの1年間は、キャンパスも寮も完全に閉鎖されたようです。UCLAに通っている知り合いのお子さんは、寮を追い出されたため、帰国して日本からバーチャル授業を受けました。ジョージタウン大学に通っているお子さんは、キャンパスの近くにアパートを借りてバーチャル授業を受けた1年間だったようです。そのため、せっかく米国の優秀な大学に入ったのに、あまり友達も作れず、悶々とした一年を過ごした学生は多かったと聞きます。彼らに比べれば、長女は本当に恵まれていたと感謝しています。

長女は、大学内では、国際社会で女性の政治指導者を輩出することを目的としたクラブに入り、キャロライン・ケネディ元駐日米国大使に手紙を書いて、ゲストに呼ぶなど、活躍したようです。

子供が将来やりたいことは日々変化します。親の言うことなど聞かないのが子供です。長女は同じ寮生や新しくできた学友から刺激を受けているようで、今はアメリカの政治や国際政治に関心を持っています。大学の友達と一緒に、2020年11月の米連邦上院議会選挙において、メイン州の民主党候補の選挙対策本部に加わり、選挙運動を支援しました。応援した候補は、現職の議員に負けましたが、この経験は非常に貴重であったようです。将来、米国の政治の分野で働くかもしれません。

本年5月に大学一年を無事に終え、夏の期間、私と一緒に住んでいますが、ワシントンDCのある大学院で学長の下でインターンをしています。リサーチがメインですが、結構楽しんでいます。

大学2年生は、いよいよ全てin-person授業となり、本格的な大学生活を過ごすことになります。大学生活において、長女が学友や教授などから素晴らしい影響を受けることを親として念じて止みません。