Wednesday, November 2, 2022

次女、Early Decision/Early Actionプロセスでアプリケーション 提出!

アメリカの大学のアプリケーション提出には、一般出願(Regular Decision:RD)プロセスと早期(Early)出願プロセスがあります。さらに早期提出プロセスには、Early Decision(ED)とEarly Action(EA)があります。

 

EDは、「合格したら必ずその大学に入学する」という約束を交わす出願方法です。「合格したら必ず進学する」という条件が付いています。


EDで出願するのは、自分がどうしても行きたいと考える大学1校のみで、いわば「単願受験」ということになります。なお、他の大学へは、通常のRDであれば出願してもかまいません。

 

ED受験生は、合格通知を出せば確実に入学が見込めるため、大学にとってありがたい存在です。そのため、アイビーリーグや難関リベラルアーツカレッジなど、RDプロセスでのアプリケーションを提出した場合の合格率が低い大学でも、EDで出願すると合格率が少なからず上がります。

 

大学の中には、ED受験生を優遇する大学があります。一般プロセスよりも合格率が60%以上あがる大学(アメリカン大学など)から20%以上あがる大学(クレアモントマッケナ大学など)があります。一方で、一般プロセスとEDプロセスの合格率に大きな差がない大学もあります。


Early Decisionのアプリケーション提出期限は、多くの場合、11月1日までで、合否の結果は12月中旬からクリスマスまでにもらえます。Regular Decisionの提出期限は、翌年の1月1日や2日であり、合否の結果は3月以降もらえます。


よって、EDプロセスで12月中旬に合格すると、合格した大学に進学する義務がありますから、1月1日までのRDプロセスを使ってアプリケーションを出す必要がなくなります。


RDプロセスでは、通常15前後、多い人は20近くの大学にアプリケーションを出しますが、アプリケーション提出料は一校70ドル前後のため、かなりの出費となります。したがって、EDを使って願書を出してクリスマスまでに合格が判明すると、他のアプリケーションを提出必要がなくなり、財政的負担が軽くなります。


早期出願プロセスには、Early Decision の他にEarly ActionプロセスがありますEarly Actionの場合、Early Decisionのように合格したら必ずその大学に入学しなければならないという制約はありません。したがって、Early Actionでは複数の大学に出願できます。Early Actionのアプリケーションの提出期限はEarly Decisionと同じ11月1日までという大学がほとんどです。Early Actionを使ってアプリケーションを出した場合の合否の連絡は、Early Decisionと同様に12月中旬頃ですが、Early Decisionと異なるのは、入学する義務ないことと、入学の意思を決定する時期は、Regular Decisionと同様の時期(だいたい5月1日)です。


Early Actionで出願して、複数の大学から合格をもらえれば、その中からじっくりと入りたい大学を選ぶことができますし、早めに合格をもらえれば、残りの高校生活を安心して過ごすこともできます。


さて、次女ですが、とうとうEDプロセスを使ってアプリケーションを出す大学を一校に絞りました。また、合格しても進学する義務はないが、合否の判定を早く行ってくれるEarly Action(EA)プロセスの期限も同じあるため、EAプロセスを使ってアプリケーションを提出する大学も4校に絞りました。


EDとEAの期限は11月1日ですが、より正確にいえば、10月31日午後11時59分59秒前までにアプリケーションを出す必要があります。アプリケーションの提出方法は、Common App (Common Application)という、各大学に出願する際に共通願書として使用できるオンラインシステムを使います。


Common Appの入力情報はそんなに難しくなく、淡々と埋めていくだけです。ただ、両親の年収など財政事情等も入力する必要があります。エッセイも一つだけですので、次女は、推敲に推敲を重ねて準備したようです。


問題は、多くの大学は、追加のエッセイを求めていることです。次女のEDの大学は追加エッセイを3つ、EAの4つの大学も、それぞれ3つずつ追加エッセイを求めています。次女は、余裕を持って準備をしていたので、なんとか間に合ったようです。


10月31日、次女は、Common Appを通じて願書を提出しました。EDの大学が求めている追加エッセイ3つも提出。4つのEAの大学が求めている追加エッセイもそれぞれ提出しました。このアプリケーションで次女が行く大学が大きく左右されます。


結果は、「神のみぞ知る」です。親としては「祈る」しかないです。

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