Thursday, May 23, 2024

夏の避暑地:マキノー島

長女の卒業式に出席したあと、ミシガン州のマキノー島の別荘に戻りました。ここに1ヶ月程度滞在して、ゴルフ三昧で過ごすつもりです。


別荘を購入したのは1993年。購入したきっかけは、1989年から4年間、この島にあるグランド・ホテルに滞在したことです。









マキノー島は周囲が約13kmの小さな島で、夏の観光地として人気となっています。この島では、救急車など一部を除いて、基本的に自動車の使用が禁止されています。そのため、住民や観光客の移動は主に自転車です。


重い荷物を運ぶには、馬車が使われています。島内にはビクトリア調の建物があり、なんだかタイムスリップしたような、のんびりとして空気が流れています。


アメリカミシガン州にあるマキナック島を訪問しました。<br /><br />こちらの記事「自動車が存在しない世界の町10選」<br />http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/04/places-with-no-cars_n_4894519.html<br />を見て、マキナック島に興味を持ったのですが、アメリカの中西部ではかなり人気の観光地だそうです。また、歴史的にも重要な島だそうで、イギリスとの戦争の舞台になり、国立公園に指定されたこともあるようです。アメリカ人には馴染みの島のようですが、あまり日本語で紹介されていないので、旅行記を書くことにしました。






実は、マキノー島には、天然橋(侵食によってできた岩石の橋)である「アーチロック(Arch Rock)」があります。      





ここは、1875年、イエローストーンに続くアメリカ 2番目の国立公園に指定されたことは、ほとんどのアメリカ人も知らないでしょう。しかし、その後わずか20年で指定から外れました。マキノー島は、「切り捨てられた」国立公園と呼ばれています。


1993年、当時独身で薄給であった私は、いろんな人脈もあり、例外的にこの島の別荘を購入できました。今では、価格は購入額の40倍以上になっていますが、自分としては思い出の場所なので、決して売ることはないでしょう。


夏は、ボストン郊外の「ウィンターハウス」に加え、避暑地としてマキノー島の別荘で楽しんでいます。



Tuesday, May 21, 2024

長女、アメリカの大学を卒業!!(その3)

 長女がアメリカの大学を卒業してから二日後。


長女の一軒家からの引越しを手伝いながら、長女が4年間過ごしたキャンパスの中を一緒に散策したり、行きつけのお店で昼食を取ったり、長女との最後のひと時を過ごしました。私に取っては、長女が送った大学を見学しながら、自分のアメリカでの大学院生活を思い出しました。

実は、一昨日の卒業式の日に、長女がアメリカの連邦政府から受けた学生ローンを全て支払いました。合計3万ドルちょっとだったのでなんとかなりました。これで親としても肩の荷が降りた感じであり、長女も精神的に楽になったと思います。

長女は大学4年間は、勉強はとても大変であったと言っていました。しかし、ALLIESという学部生組織の会長を務めたり、日本の文化クラブでも活用し、充実したキャンパス・ライフを過ごしたようです。毎年の夏休みは、インターンシップだけでなく、大学の友人のデラウエア州のサマーハウスで過ごしたり、冬には別の友達のオアフ島の広大な別荘で過ごしたり、これまた忘れられない優雅な休暇を過ごし深い思い出になったようです。

私にとってもあっという間の4年間でした。この4年間は世界中を飛び回った4年間でしたが、昨年は次女がデューク大学に入学したことで、親として少しほっとした感じです。


長女も次女も、今後どの道に進もうが、自分たちで決めていくことです。できるだけのサポートはしますが、なんとか自分の道は自分自身で切り開いてほしいものです。

長女、アメリカの大学を卒業!(その2)

 Time flies.


長女は、コロナ禍の2020年9月上旬にタフツ大学に入学。私は、長女と二人で飛行機で大学に移動し、長女の入寮を手伝いました。最初の入寮の時は、以前、このブログで認めました。

https://lifeinwestchesternyusa.blogspot.com/2020/09/blog-post_11.html


あれから4年。長いようであっという間の4年間でした。


最初の1年は、ほぼオンライン授業。しかし私立の小規模大学であったため、寮に住むことができ、その時の寮生とは、コロナ禍で苦楽を共にしたため、最も仲の良い友人となったようです。

2年目は、そのうちの一人とルームメートになりました。彼女はジョージア州アトランタ出身です。3年目と4年目では、彼女と、1年生の時に同じ寮に住んだもう一人友人(テキサス州ヒューストン出身)と3人で一軒家の一階を借りて、大学生活の後半2年間を一緒に過ごしました。


2年目の入寮の際には、ワシントンDCから長女と二人で自家用車を運転して、マサチューセッツ州メドフォードにあるタフツ大学まで行きました。この父娘二人だけの「ロード・トリップ」は、父としては忘れられない思い出です。

https://lifeinwestchesternyusa.blogspot.com/2021/10/blog-post.html


3年が始まる際の一軒家への引越しは、長女はまだワシントンDCでインターンシップをしていたので、先に私一人で飛行機でボストンに飛び、レンタカーをして、長女の荷物を一軒家に運び込みました。引越しの際には、長女の大学の男子生徒の友達3人が手伝ってくれました。


長女は、夏のインターンシップは、3年間、ワシントンDCで行いました。


大学のクラブ活動は、ALLIESAlliance Linking Leaders in Education and the Services)という学部生組織で会長を務めました。ALLIESは、タフツ大学、ウェルズリー大学、ノース・ジョージア大学、米国海軍兵学校(USNA)、米国陸軍士官学校(USMA)ウェストポイント校に支部を持っています。

ALLIESは、アメリカの国防費の構造から、帰還兵が直面する問題、テロリズムの心理学に至るまで、市民と軍事および外交政策に関する重要な問題について、各支部内で毎週討論会を開いており、年間を通して特別講演やイベントも企画しています。


長女は、ALLIESの軍・民間の学校からの参加者の一人として、チリでの共同研究プロジェクト(JRP)を計画・実施し、民軍関係に関する学術的研究を行いました。




大学を卒業した長女は、このアメリカの地で、何をして社会に貢献しながら生きていくのでしょうか。



本人の決断と行動を尊重するつもりですが、親として、できる限りのサポートをしていくつもりです。





















長女、アメリカの大学を卒業!(その1)

今は、2024年5月21日(火)。マサチューセッツ州サマービルの長女が部屋を借りている一軒家でこれを書いています。


一昨日の2024年 5月17日(日)、長女は、タフツ大学を卒業しました。


卒業式前日の2024年5月18日(土)に、バカロレア・セレモニーが屋内で行われ、卒業生と家族が参加しました。

バカロレア・セレモニーは、卒業式前日に卒業生を祝うタフツ大学伝統の式典です。学長と卒業生によるスピーチやチャプレンの祝福を1つのセレモニーに組み込んだ、ユニークな多宗教合同祝賀行事であり、この伝統行事は1864年にタフツ大学で始まったものです。

バカロレア・セレモニーはタフツ大学の学生としての経験を分かち合うためにクラスが一堂に会する最後の機会であり、セレモニーを通してタフツでの経験を振り返ることを目的としたものです。バカロレア・セレモニーは学部生と家族のみが対象です。


そして、翌5月19日(日)、あいにくの小雨の中、卒業式が行われました。

卒業式は、フェーズ1とフェーズ2に分かれており、午前9時から始まったフェーズ1は、屋外のThe Greenという庭で行われた、大学院生も含む全学部の卒業生が参加する卒業式でした。この式典では、名誉学位の授与、全学部からの祝辞、名誉教授陣の表彰、タフツ大学理事会による学位授与が行われました。


フェーズ2では、学部や学科ごとにそれぞれの場所で式典が行われました。国際関係専攻の卒業生の卒業式は、午前11時30分に「トライアングル公園」に設置された巨大なテントの中で執り行われました。この式典では、学部長による祝辞の後、卒業生一人一人が呼ばれ、学長と握手をして記念撮影が行われました。実際の卒業証書授与はなく、後に郵送されてくるそうです。


卒業式の後、テントの外の庭で、卒業生は家族と合流し、卒業の喜びを分かち合いました。


長女とは、5月18日(土)夜に次女と3人で、サマービルの日本料理店で夕食をとり、5月19日(日)は、妻も加わり家族4人で中華料理を食べました。


5月20日(月)は、長女の部屋の片付けを手伝った後は、妻と次女は自宅に帰ったので、私と長女が、ボストンにあるOstraというレストランで、父娘水入らずでお祝いの夕食をとりました。牡蠣、シュリンプ・カクテル、キング・クラブ、そして巨大なロブスターを堪能しました。お店の計らいにより、大学卒業のお祝いのデザートをサービスしてくれました。

夕食後は、二人で、ボストン・コモンズを散策。美しい月夜でした。


長女は、これからアメリカで社会人として生きていきます。今日この日まで、本当によくがんばったと思います。