長女の卒業式に出席したあと、ミシガン州のマキノー島の別荘に戻りました。ここに1ヶ月程度滞在して、ゴルフ三昧で過ごすつもりです。
別荘を購入したのは1993年。購入したきっかけは、1989年から4年間、この島にあるグランド・ホテルに滞在したことです。
マキノー島は周囲が約13kmの小さな島で、夏の観光地として人気となっています。この島では、救急車など一部を除いて、基本的に自動車の使用が禁止されています。そのため、住民や観光客の移動は主に自転車です。
重い荷物を運ぶには、馬車が使われています。島内にはビクトリア調の建物があり、なんだかタイムスリップしたような、のんびりとして空気が流れています。
実は、マキノー島には、天然橋(侵食によってできた岩石の橋)である「アーチロック(Arch Rock)」があります。
ここは、1875年、イエローストーンに続くアメリカ 2番目の国立公園に指定されたことは、ほとんどのアメリカ人も知らないでしょう。しかし、その後わずか20年で指定から外れました。マキノー島は、「切り捨てられた」国立公園と呼ばれています。
1993年、当時独身で薄給であった私は、いろんな人脈もあり、例外的にこの島の別荘を購入できました。今では、価格は購入額の40倍以上になっていますが、自分としては思い出の場所なので、決して売ることはないでしょう。
夏は、ボストン郊外の「ウィンターハウス」に加え、避暑地としてマキノー島の別荘で楽しんでいます。