長女の大学はマサチューセッツ州にあります。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学が早々と100%オンライン授業を決めましたが、長女の大学は、学生に2つの選択肢を与えました。一つは、寮に住んで対面授業とオンライン授業のハイブリッド型の授業を受けるというもの。もう一つは、自宅で100%オンライン授業を受けるというオプションです。
長女は、当然ハイブリッド型を選択しました。その理由は、対面授業の方が良いというだけでなく、教授や図書館へのアクセスや、寮に入って他の学生との交流があってこそ、キャンパス・ライフが充実すると考えたからです。自宅にいたままオンライン授業を受けても、新しい友達の範囲は限定されますし、また、安定的な生活のリズムを保つことも難しいでしょう。寮に入れば、寮内の学生とも交流をし、1日3食、誰かと一緒に食べたり、夜はルームメートと夜な夜な話し込んだり、週末は仲間と一緒にいろんなことをするでしょう。自宅でオンライン授業を受ける場合は、それらのことが一切できないことになります。
親としても、今年の夏、毎日お昼くらいまで寝ている長女の姿を見て、少しイライラしていました。大学のオンライン授業は録画でも見れますので、何時に起きても、その後に勉強さえすれば大丈夫なのですが、長女のタイム・マネジメント能力を少し心配していました。寮に入れば、ルームメートもいますし、対面授業もあるため、最低限の生活のリズムを保てると期待しています。
ということで、長女は8月28日に入寮することになりました。15歳の次女は一人でボーディングスクールに行きましたが、長女の場合は私が同行しました。同行者の私は、フライトに乗る72時間前までに行ったPCR検査の結果が陰性である必要があります。私は、次女が使ったPM PediatricでPCR検査を行い、出発の日に陰性の検査結果を受けました。
飛行機はやはりデルタ航空を使いました。乗継地のニューヨークのラガーディア空港のターミナルは、新設されたようで、全てが新しく清潔感溢れるものでとてもよかったです。トレイの手洗いエリアは全てTOTO製品が使われており、日本人としては少し嬉しくなりました。
到着したボストン国際空港のデルタ航空のターミナルもトイレはTOTOでした。ボストン国際空港では、UberやLiftなどは、タクシーや出迎え者の車両が入る到着レーンへの出入りが禁止されており、少し離れた立体駐車場の指定されたエリアでしか乗り降りができないことになっていました。
無事、Uberに乗り、長女の大学へ。大学到着後、まず、長女のPCR検査場に行きました。これが1回目の検査です。長女は入寮後、更に3回PCR検査を受けることになります。
検査後、長女の寮に到着。古い歴史のある大学ですが、長女の寮は、最近リノベーションが行われ、1階の共有エリアや各階のトイレ・シャワー室などは全て新しくなっており、とても綺麗でした。長女の部屋は、ペンシルベニア州から来た学生と相部屋ですが、ベッド2つと机2つが並列して置かれ、電子レンジと小さな冷蔵庫も部屋の中にセットされていました。あとはクロゼットが2つ、タンスが2つあり、17歳が生活するのに十分な広さです。長女の階は、男女混合階ですが、男子学生全員が、大学のアメリカン・フットボール・チームの選手でした。皆、1.9M〜2Mあるので、彼らの大きさに圧倒されました。
大学のカフェテリアについては、長女は、何度入って何を食べても良いというカードを購入しました。キャンパス外のお店とも提携し、それらのお店でも食べられるようです。
私は、2時間程度の滞在で、長女に別れを告げました。アメリカ社会では、子供の大学の入寮を親が手伝うことは、子供にとっても、親にとっても、それぞれの人生の一つの区切りになるため、実は一大イベントのようです。私も、とうとう長女が自宅から出て、カレッジに入って1人暮らしをすると考えると(実際にはルームメートはいますが)、とても寂しくなりました。ハグを滅多にしない長女は、この大学に合格した時と同様、別れ際にハグしてくれました。
私はその後、ボストン国際空港に向かい、その日はラガーディア空港近くで一泊しました。
長女が、充実した大学生活を送ることを願いながら、ホテルの部屋で一人でビールで乾杯しました。
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