Saturday, February 4, 2023

米国、中国偵察気球撃墜!

2月4日、オースティン米国防長官は、米本土上空を飛行していた中国の偵察気球を東部サウスカロライナ州沖で撃墜したと発表しました。これまで人的被害の報告はなく、比較的浅い海域に落下したとみられる気球の部品や破片を回収し、今後、分析を進めるようです。

この撃墜は、東岸沖約11キロの上空でF22戦闘機のミサイルで実施されたようです。州内3空港では発着便の飛行停止命令が一時出されましたが、運航は午後に再開しました。

バイデン大統領は2月1日に撃墜を命令していましたが、破片落下により地上で被害が及ぶのを避けるため、国防総省が海上に出るまで待つべきと勧告していました。

気球は1月28日に米国の防空識別圏に入り、カナダ領空を通過して1月31日に再び米領空に入りました。

米政府は2月2日、中国の偵察気球は明らかな主権侵害として、2月3日に予定されていたブリンケン国務長官の訪中を延期しました。

気球は、米本土の戦略的拠点を監視する目的で使用されていたとみられます。

中国外務省は2月3日、米本土上空を飛行している「飛行船」は気象などの科学研究を目的とした民間のものと発表。2月4日には、不可抗力の事故で、米政治家やメディアがこれを利用して中国の信用を失墜させたと非難しました。

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