アメリカの高校の最終年であるシニア(G12)の長女がアメリカの大学を受験するこの時期に、3学年下、つまり高校の初年度となるフレッシュマン(G9)の次女が、ボーディング・スクールを受験しました。
ボーディング・スクールは、所謂寄宿学校。次女は既にライ高校のG9ですから、合格すると来年9月からG10としてボーディングスクールに行くことになります。ということは、来年9月から、長女も次女も家を出ることになります。
その寂しさよりもきついのは、2人の授業料と寮費。大学は寮費も入れて年間7万ドルから8万ドル。年間900万円です。次女のボーディングスクールは年5万ドルから7万ドル。年間600万円から800万円です。
次女はボーディング・スクールを4校受験しました。受験といっても、共通のアプリケーションを送付し、面接を受けるだけです。アプリケーションにはエッセイもあります。また、これまでの中・高の成績や学校の先生の推薦状も必要です。SSATという共通試験の結果も送付します。大学受験のプロセスとそっくりです。
次女が受験したボーディング・スクールは、全米で10(ten)スクールというトップ10の寄宿制高校のうち4校です。アプリケーションを含む必要な書類を提出後、ある週末に1校、次の週末の3連休を利用して3校を訪問し面接を受けに行きました。
巷にボーディング・スクールにおける受験者の面接と親の面接の質問の例がごまんと出回っています。次女はしっかり準備して面接に臨みました。1校はサマースクールに通った学校で、面接官がたまたまその時の数学の先生でしたので、面接時間は所要15分程度で終わりました。
親だけの面接もありましたが、4校とも予想に反し、「あなたの子供がこの学校に通う事で、何を得ることを期待するのか。」等の質問は全くなく、すべて「何か質問はあるか。」というものでした。
各学校を訪問して驚愕したことは、キャンパスの大きさと充実した施設です。巨大な図書館、アイスホッケーリンク、水球専用やダイビング専用プール、アメフト専用スタジアム、野球専用、フィールドホッケー専用フィールド等、まさに大学並みです。
18世紀後半に開校した学校が多く、歴史と威厳を感じました。
次女は合格しても、フィアナンシャル・エイドをもらわなければ通えないので、様々なスカラーシップやファイナンシャルエイドを得る手続きを進めています。
どうなることやら。
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