Wednesday, January 11, 2023

長女と2人だけの時間

1月4日に次女はボーディングスクールに帰ったので、それからは、二十歳の長女と二人だけの時間を過ごしています。

1月6日の夜は、少し高級なフレンチ・レストランの個室でふたりだけの夕食を楽しみました。

長女はもう大学3年生なので、今年の夏、どこでインターンシップに参加するかが、来年の就職を決める上で勝負となります。と言うのは、大学3年が終わった夏のインターンシップ先が、インターンシップが終わったタイミングで、大学を卒業するのは翌年の5月ではありますが、本採用を決めてくれることが多いからです。

現在、大学3年生の1月です。長女は、今年5月または6月からのインターンシップ先として働きたいと思う(それは本採用されて就職先となる可能性がある)いくつかの会社にアプリケーションを送る作業に没頭しています。

親としては、祈ることしかできません。

長女と次女と一緒に旅行

長女が1月29日にベセスダの自宅に戻ってきたため、年末年始は、長女と次女の3人で、フロリダ州パームビーチにあるザ・ブレイカーズというホテルに滞在しました。

スイートの部屋をとり、観光したり、食事をしたり、20歳と18歳になった娘たちと、久しぶりにゆっくりと過ごしました。

これで、長女と次女と3人で旅行するのは、3回目です。娘たちには感謝しかないです。

寝る前にまた3人で話をしようとしましたが、次女が長女に最後に追加的にアプリケーションを出すべき大学について真剣に相談していたので、父親としては我慢して、姉妹だけの会話に水を差すことはしませんでした。

1月4日に次女は高校の寮に戻りました。次女とは、約2週間、ゆっくりとほとんど喧嘩もせず過ごせたことは大きな進展でした。

Saturday, January 7, 2023

米連邦下院議長、15回目の投票でやっと選出

1月7日未明、米下院議長選は15回目の投票が行われ、下院共和党トップのマッカーシー下院院内総務(57)が選出されました。共和党はマッカーシー院内総務を擁立することでかねて合意していましたが、党内の造反で就任への道は不透明になっていました。

投票が10回以上繰り返され、164年ぶりの歴史的混迷となった議長選は、マッカーシー院内総務は、党内の保守強硬派に大きく譲歩し、15回目の投票でようやく決着しました。

1月9日まで下院を休会とする動議が否決された後、マッカーシー院内総務はついに下院議長選出に必要な票を確保しました。

議長選は新議会が発足した1月3日から4日間にわたって投票を重ねました。1月5日時点でマッカーシー院内総務の議長就任に約20人が反対し、1人が棄権しました。1月6日は、13回目の投票を終えた時点で15人が切り崩されたことが判明、14回目でマッカーシー氏は過半数に1票届きませんでした。

定数435のうち428人が投票した15回目は7日未明に終了しました。マッカーシー新議長は216票、下院民主党トップのジェフリーズ院内総務が212票を獲得し、マッカーシー新議長が誕生。得票数は下院の過半数を下回ったものの、議長選出に反対する共和6議員が候補を選ばない「出席」票を投じたため、選出が決まりました。

下院議長選が再投票になったのは1923年以来100年ぶりで、投票が10回以上になったのは南北戦争前の1859年以来とされるようです。

マッカーシー氏は反対派の翻意を促すため、議長解任動議の提出に必要な議員数を1人に引き下げることで合意。また、議事運営委員会に割り振る強硬派の議席も拡大することになり、政府予算など重要法案を通過させる上で議長としての権限が弱まることになりました。

共和党は僅差で下院の過半数を押さえていますが、議席数は共和党222に対し民主党212とわずかな差です。

マッカーシー新下院議長はカリフォルニア州選出の議員で、これまでは下院少数党の院内総務という立場でした。下院議長は大統領権限の継承順位が副大統領に次いで2位の要職です。バイデン大統領は声明で、マッカーシー氏に超党派協力を求めました。マッカーシー氏は演説で「バイデン氏の政策を監視する役割を果たす時が来た」と述べ、2024年大統領選をにらんで攻勢をかける構えを鮮明にしています。


Friday, January 6, 2023

米連邦下院、12回目の投票でも議長を選べず

1月3日に始まった米連邦下院議長選挙は、5日に11回目の投票を行いましたが決着がつきませんでした。下院を僅差で制した共和党では、ごく一部の議員が同党トップのマッカーシー院内総務の議長就任を阻んでいます。

そして1月6日、12回目の投票を実施しましたが、党内の強硬派の一部から支持を得たものの、過半数を獲得するまでには至りませんでした。

1月5日の時点でマッカーシー院内総務の議長就任に反対する共和党議員は21人でしたが、1月6日に行われた、4日間で12回目となる投票では、そのうち14人の共和党員が賛成票を投じました。しかし、7人の共和党員が反対票を投じたため、議長選出に必要な過半数に3票足りず、13回目の投票に持ち越しとなりました。下院共和党は222議席を有していますので、マッカーシー院内総務が議長となるために失えるのは4票だけです。

反対する7人の共和党議員は下院共和党の10%以下です。保守強硬派の「ウルトラMAGA(米国を再び偉大に)」を掲げる議員連盟「フリーダム・コーカス」のメンバーの中でも半数以下です。

こうした強硬派もその要求は一つではありません。マッカーシー院内総務以外の人物に投票したいという議員、規則を変えたいという議員、政策面でこだわりを持つ議員がいるようです。例えば、債務上限の引き上げより政府機関の閉鎖を優先することが譲れない一線だと主張する議員もいます。

マッカーシー院内総務は現職議長の解任採決を求められる人数を、これまで共和党の半数としていたところ、1人にまで引き下げる規則変更を提案することに同意したとされます。

マッカーシー院内総務はまた、強力な権限を持つ下院規則委員会に、フリーダム・コーカスからより多くの議員が参加することを認めたようです。下院規則委員会は本会議にかける議案を決定するという意味で強力な委員会です。

反対議員が優先事項に挙げるいくつかの法案を採決にかけることにも同意した由です。これには委員の任期制限や国境保全の計画に関する提案が含まれている模様です。

マッカーシー院内総務が示した多くの譲歩を快く思っていないどころか苛立ちを隠さない穏健派議員は少なからずいます。議長の解任採決を要求できる人数を1人まで引き下げれば、債務上限や予算などの項目で統治がほとんど不可能になるでしょう。

連邦下院議長の選出には特定の人物に投票した議員の過半数の獲得が必要です。棄権や特定の人物に投票しない「出席」の票がない場合、その票数は218となります。

Wednesday, January 4, 2023

米連邦下院議長を選出できない状態が続く

米連邦下院では、議長を選出できない異例の事態が続いています。


米連邦下院で、昨年11月の中間選挙で多数派を奪還した共和党のマッカーシー院内総務は、1月3日に行われた投票で過半数の獲得に失敗し100年ぶりの再投票となりました。同日、更に2回投票が実施されましたが、前日に続き過半数を得られませんでした。


2日目となる翌1月4日の投票に先立ち、トランプ前大統領が自身が立ち上げたSNS(交流サイト)に「偉大な共和党下院議員全員がケビン(マッカーシー氏)に投票する時だ」と投稿し、結束を促したものの、約20人の共和党員が造反し、党内の分裂が浮き彫りとなったようです。同日、更に2回投票しましたが、決着はつきませんでした。


マッカーシー院内総務の支持者らは、投票を繰り返せば反対派が断念すると期待していたようです。


マッカーシー院内総務が獲得した票数は201票と、議長選出に必要な218票を下回っています。造反した共和党議員20人はフロリダ州選出のバイロン・ドナルズ下院議員に票を投じ、1人は特定の候補者を支持しない意向を示しました。民主党は212人全員が同党のジェフリーズ議員に票を投じました。


1月4日の投票結果は3日の投票結果とほとんど変わらず、マッカーシー院内総務が議長の座を獲得するだけの十分な支持を党内で得られるか疑問が強まっているようです。マッカーシー院内総務に反対する議員らは同院内総務に議長選への立候補を取り下げるよう呼び掛けているとのこと。


1月3日および4日は、計6回の投票を行いましたが、議長が選出されなかっため、マッカーシー下院院内総務はその後、自身の下院議長就任に反対する同党議員と協議しました。しかし、事態を打開することはできませんでした。


下院は同日の審議を終了し、再開直後に翌1月5日正午まで休会することを採決で決めました。


バイデン大統領は下院議長人事の難航について「みっともない」とし、「彼らがしっかりと行動することを願う」と記者団に述べました。


議会では、民主党の協力を得て穏健派の共和党下院議長を選出する案も浮上しているようです。


マッカーシー院内総務が議長選への立候補を辞退した場合、以下が候補として名前があがっているようです。


バイロン・ドナルズ議員(フロリダ州)。4回目と5回目の投票でマッカーシー院内総務の反対派20人がドナルズ氏を支持しました。当選には程遠いですが、保守派の中には同氏がコンセンサス候補になることを期待する議員もいるようです。当選すれば、初の黒人下院議長となります。


スティーブ・スカリス議員(ルイジアナ州)。現在の下院院内幹事で、マッカーシー院内総務のナンバー2。スカリス院内幹事はマッカーシー院内総務を支持する姿勢を崩しておらず、議長就任は望んでいないとされています。


ジム・ジョーダン議員(オハイオ州)。保守強硬派グループ「下院自由議員連盟(フリーダム・コーカス)」の共同創設者。現在も思想的には党内右派に属していますが、近年は党内で権力のある地位に就き、マッカーシー院内総務の盟友となっています。


下院議長選は過半数を獲得する候補者が現れるまで繰り返し行われ、議長が決まらないと、法案審議どころか、下院の新議員の就任宣誓を含む議事を進めることができません。