ご承知の通り、米国の多くの学校では、日本でいう(1年間だけの)幼稚園(K)~小5(G5(Grade 5のこと))までの6年間を「エレメンタリー・スクール」、いわゆる小6(G6)~中2(G8)までの3年間を「ミドル・スクール」、中3(G9)~高3(G12)の4年間を「ハイ・スクール」としてカリキュラムを組んでいます。勿論、例外はありますが。
次女は日本では小6ですが、こちらではG6=「ミドルスクール1年生」です。
ライ・ミドル・スクールでは、クォーター制を取っており、毎年9月から6月中旬までの10か月間を4つの学期に分け、学期ごとに成績がつけられます。
次女が取っている科目は、①English、②Science、③PE(Physical Education、所謂「体育」)、④Band、⑤Imagination Creation、(ここでランチ)、⑥Math、⑦Social Studies、⑦French、⑧Engineeringの8科目です。
ライのミドルとハイ・スクールでは、子供がとっている全教科の成績の状況が毎晩メールで親に送付されます。例えば、次女のEnglishの授業で、毎日出されるテストやクイズの結果、宿題の評価が、メールで親に送付されます。毎晩のメールにより、自分の子供が授業をしっかり消化できているかどうかが分かるので、親の安心材料のようなものです。
④のBandについては、楽器ができないと、「コーラス」の授業となります。それでもよいのですが、子供に様々な経験をさせたいとか、G6~G12までずっと「コーラス」はどうかな?と思われる親御さんは、お子様に何らかの楽器を小さい時から学ばせた方がよいことになります。または、G6の時点で授業でバンドを選択し、楽器に挑戦するというのもありです。
長女、次女とも幼少期にピアノを習っていましたが、途中で挫折。その後楽器の経験はゼロ。東京のアメリカン・スクールの時代に、長女はミドル・スクールに入った時、つまりG6の時点では、バンドの授業をとらず、コーラスの授業をとりました。これが後になって後悔することになります。「せっかく学校の授業で楽器を学べるのに!」と。。。
G7(ミドルの2年目)になって、これはまずいと考え、G8、つまりミドルの最後の学年になって、長女は遅まきながらバンドの授業をとる決断をしました。楽器はなんと「トロンボーン」! 同級生と2年遅れで楽器を習うことになったのですが、アメリカン・スクールは私立なので設備や楽器が充実しており、学校に1台、自宅に1台のトロンボーンをレンタルできました。長女は練習に励んだ結果、G8の学期の後半から、他のバンド・メンバーと一緒に演奏できる程度に上達しました。まあ、トロンボーンを小さい時から習っている人はめったにいませんからね。今ではライ・ハイのバンドの授業では、長女は「1人だけ女子」のトロンボーン奏者となっています。
このような長女の経験もあり、次女はミドル・スクールのバンドの授業でフルートを演奏することを希望しました。早速プライベートの教師を雇ってフルートを猛練習。その結果、今ではミドル・スクールのバンドの授業でフルートを普通に演奏しています。
⑤のImagination Creationという授業は、「選択科目」で、単なる「Writing」の授業ではなく、「本を書く」ことを学びます。選択科目の第1・第2クォーターでは、次女は「Biz Wiz」という授業をとりました。この授業では、一つの「アイデア」をいかに「ビジネス」にするか、「商品化」するかという「起業」について学びます。このような選択科目は、アメリカならではの授業であり、親としては素晴らしいと思っています。
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