Sunday, April 16, 2017

現地校ミドル・スクール(G6)の授業

ご承知の通り、米国の多くの学校では、日本でいう(1年間だけの)幼稚園(K)~小5(G5(Grade 5のこと))までの6年間を「エレメンタリー・スクール」、いわゆる小6(G6)~中2(G8)までの3年間を「ミドル・スクール」、中3(G9)~高3(G12)の4年間を「ハイ・スクール」としてカリキュラムを組んでいます。勿論、例外はありますが。

次女は日本では小6ですが、こちらではG6=「ミドルスクール1年生」です。

ライ・ミドル・スクールでは、クォーター制を取っており、毎年9月から6月中旬までの10か月間を4つの学期に分け、学期ごとに成績がつけられます。

次女が取っている科目は、①English、②Science、③PE(Physical Education、所謂「体育」)、④Band、⑤Imagination Creation、(ここでランチ)、⑥Math、⑦Social Studies、⑦French、⑧Engineeringの8科目です。

ライのミドルとハイ・スクールでは、子供がとっている全教科の成績の状況が毎晩メールで親に送付されます。例えば、次女のEnglishの授業で、毎日出されるテストやクイズの結果、宿題の評価が、メールで親に送付されます。毎晩のメールにより、自分の子供が授業をしっかり消化できているかどうかが分かるので、親の安心材料のようなものです。

④のBandについては、楽器ができないと、「コーラス」の授業となります。それでもよいのですが、子供に様々な経験をさせたいとか、G6~G12までずっと「コーラス」はどうかな?と思われる親御さんは、お子様に何らかの楽器を小さい時から学ばせた方がよいことになります。または、G6の時点で授業でバンドを選択し、楽器に挑戦するというのもありです。

長女、次女とも幼少期にピアノを習っていましたが、途中で挫折。その後楽器の経験はゼロ。東京のアメリカン・スクールの時代に、長女はミドル・スクールに入った時、つまりG6の時点では、バンドの授業をとらず、コーラスの授業をとりました。これが後になって後悔することになります。「せっかく学校の授業で楽器を学べるのに!」と。。。
G7(ミドルの2年目)になって、これはまずいと考え、G8、つまりミドルの最後の学年になって、長女は遅まきながらバンドの授業をとる決断をしました。楽器はなんと「トロンボーン」! 同級生と2年遅れで楽器を習うことになったのですが、アメリカン・スクールは私立なので設備や楽器が充実しており、学校に1台、自宅に1台のトロンボーンをレンタルできました。長女は練習に励んだ結果、G8の学期の後半から、他のバンド・メンバーと一緒に演奏できる程度に上達しました。まあ、トロンボーンを小さい時から習っている人はめったにいませんからね。今ではライ・ハイのバンドの授業では、長女は「1人だけ女子」のトロンボーン奏者となっています。

このような長女の経験もあり、次女はミドル・スクールのバンドの授業でフルートを演奏することを希望しました。早速プライベートの教師を雇ってフルートを猛練習。その結果、今ではミドル・スクールのバンドの授業でフルートを普通に演奏しています。

⑤のImagination Creationという授業は、「選択科目」で、単なる「Writing」の授業ではなく、「本を書く」ことを学びます。選択科目の第1・第2クォーターでは、次女は「Biz Wiz」という授業をとりました。この授業では、一つの「アイデア」をいかに「ビジネス」にするか、「商品化」するかという「起業」について学びます。このような選択科目は、アメリカならではの授業であり、親としては素晴らしいと思っています。




Saturday, April 1, 2017

現地校(高校)の授業(9年生)

2016年7月にライ市に引っ越してはや9ヶ月。長女も次女も新生活に慣れてきました。
今回は、ライハイの9年生のクラスについて少々。

ライハイには、以前は800名ちょっと生徒がいましたが、今では1000名を超えています。

長女は、
Living Environment、②PE(体育)、③Composition I、④Geometry、⑤Global History、⑥Band、⑦Spanish、⑧English、⑨Writing Distinction
を取っています。長女のランチはとても早く③と④の間の10時半にとっています。

①Living Environment
担任の先生によれば、Biochemistryは少し難しいので毎日勉強してほしいとのこと。Workbookが重要で、そこから宿題が出されます。毎回の授業でHand-outという資料ががたくさん出されるので、それをバインダーで保管しています。
成績は、10%は授業の出席で評価されます。できるだけ手を挙げ授業に参加することが期待されています。ノートもしっかりとるようにとも言われています。10%は宿題のできで評価されます。ほぼ毎回宿題が出されます。宿題が全部終わっていないとそれだけで半分に減点されます。1週間以上、その宿題を出さなかったら評価はゼロになります。先生からは宿題がない時はノートを見てしっかり復習するように言われています。評価の20%は、毎回の授業で行われる「worksheets」や、提出すべき「lab reports」の内容で評価されます。20%は、毎週1回行われるクイズで評価されます。そして最後の40%は試験で評価されます。

④Geometry
日本人にとってはそれほどきつくない授業のようです。授業では、毎日授業に関する「Notes」が配布されます。それをしっかり見て勉強してほしいと言われています。やはりバインダーが必要ですね。
宿題は、ウェッブのGoogle Classroomでポストされます。成績は、宿題やクイズの結果で評価されます。
分からないことがあれば、先生が空いている時間帯に先生のオフィスに行って相談するようにと言われてます。朝7時から学校に来ているので、朝相談に行ってもよいようです。親も自由に先生にメールしてよいとのこと。

⑤Global History
クラスの規模は17名。グループ・ワークが多いとのこと。宿題は毎日出されます。クラスが始まる前に宿題が回収されます。ポップ・クイズなどもありますが、自分のノートを見ながら回答しても良いとのこと。
試験は、宿題や教科書、ノートから出されるようです。したがって、この授業でもすべての関係書類をバインダーに保管するように言われています。1年間の授業が終わる6月に最終試験があり、その結果は全体評価の5分の1とのことです。
2週間以上かけてする宿題(自分でリサーチしてプレゼンをするプロジェクトなど)が多いです。
学期ごとの成績は、宿題、クイズ、テスト、プロジェクト、ノート、出席率等から評価されます。
最終成績は、学期ごとの成績の平均と最終試験の結果から評価されます。

⑥Spanish
成績の80%は、テスト、クイズ、会話、プロジェクトの結果から評価されます。
10%は宿題から評価されます。宿題はほぼ毎日出されます。宿題を1度忘れると5ポイント引かれます。宿題の後出しは認めないそうです。
授業ではスペイン語のみを話すことが期待されており、英語を話さないでスペイン語のみを話すと、毎回10ポイント加算されます。

⑦English
成績は、エッセイ、グループ・ワーク、テスト、クイズ、プレゼンなどで評価されます。成績の10%は出席率で評価されます。時々ノートを回収してノートの内容も評価の対象にするとのこと。


(②PE(体育)、③Composition I、⑥Band、⑨Writing Distinctionはとばしました。)