Saturday, June 24, 2023

次女のアメリカの大学の合格(その9:UCバークレーをけって、デューク大学入学を決める)

 次女は、アメリカの大学に11校合格。最後に合格したのがトップ10スクールのデューク大学。奨学金も7万2千656ドルももらえます

この状況でデューク大学に行かない理由はありませんが、次女はデューク大学を見たことがないので、4月21日に開催された合格者のためのオリエンテーションに参加することにしました。

私は仕事でいけないため、別の州で大学院生として学んでいる妻が、4月20日に次女とノースカロライナ州ダーラム市で合流し、4月21日のオリエンテーションに参加してきました。

デューク大学は、大学のランキングや評判は太鼓判をおされています。次女は化学を専攻しますが、化学のランキングも全米トップ10であり、質の高い教授陣が揃っているようです。

大学の規模は、学部生は6000人台と少なく、これは長女が通うタフツ大学と同規模で、次女は気に入っています。

デューク大学の授業料を含む年間経費は計8万5238ドルと高額です。内訳は、授業料6万3450ドル、寮費9884ドル、寮の食費9182ドル、諸経費2722ドルとなります。教科書代やその他生活費等を入れると、総計8万9688ドル必要のようです。しかし、奨学金を7万2千ドルももらえるので、なんとかやっていけるとみています。

また、寮は、比較的新しく設備が整っており、北東部のアイビーリーグと異なり、冷房も完備されています。

そしてなんと言ってもキャンパスの美しさは目を見張るものがあったようです。

気候は南部に位置するため非常に暖かく快適です。キャンパス内は非常に安全です。

そして、デューク大学の卒業生の愛校心は非常に強く、全米における卒業生のネットワークは目を見張るものがあるようです。

次女にとり、実際のデューク大学訪問は、本当に良かったようです。

そして入学を決める期限である5月1日の2日前となる4月29日、次女はP C上で、デューク大学への入学の「ボタン」をクリックしました。

次女が2023年8月から2027年5月までの4年間学ぶことになるアメリカの大学が決まった瞬間でした。


次女のアメリカの大学の合格(その8:デューク大学に合格!)

今日は3月31日。約2週間に及ぶアメリカの大学の合格発表は、いよいよ最終局面となりました。

次女は、UCバークレー合格の通知を受けた翌夕、なんと、デューク大学合格の通知を受けました!

実は、次女は、デューク大学に合格することは夢にも考えていませんでした。

デューク大学は、入学の競争率が極めて高く、2023年のレギュラーディシジョンの枠では、4万4589人がアプリケーションを提出、合格者は2148人。合格率は4.8%と超狭き門でした。次女は、この4.8%の中に入れたということです。受験倍率にして、20.8倍となります。

なお、アーリーディシジョンでは、4880人がアプリケーションを提出して800人が合格しています。その合格率は16.5%。やはり、アーリーディシジョンの方が合格率が高いですね。

レギュラーデシジョンとアーリーディシジョンを合計すると、計4万9469人がデューク大学に応募、合格者総数は2948人となり、合格率は5.9%ということになります。この合格率は、デューク大学の歴史で2番目に低いとのことです。受験倍率にして16.8倍。

次女は、全く合格するとは思っていなかったので、合格の知らせを受けた瞬間、驚きすぎて、大きな口を開け、「信じられない!」という表情が10秒間は続きました。人間は、本当に驚いた場合、飛び跳ねることはなくこのような反応になるんだと知って、私はこのことにびっくりしました。

デューク大学の起源は1838年に遡るようで、メソジストとクエーカーの両コミュニティによって、ノースカロライナ州トリニティ市にブラウン・スクールとして設立されたのが起源です。後にタバコ事業者実業家ジェームス・B・デュークの父、ワシントン・デュークの財政支援を受け、1892年にダーラム市に移転。1924年、同氏によってデューク基金を設置し、巨額の寄付を行ったため、この時のワシントン・デューク氏の功績を讃え、大学名をデューク大学に変更しました。

今年の合格者は2948人ですが、合格者全員が必ずしもデューク大学に入学するわけではありません。現在の学部生の総数は6542人。一学年1635人しかいないということになります。教授と学生の人数の割合は1対8とのこと。

デューク大学は、全米の大学ランキングで常に10位以内内を堅持しています。

各種機関の全米大学ランキングを調べると、Nicheでは全米8位(①MIT, ②Stanford, ③Harvard, ④Yale,  ⑤Princeton, ⑥Rice, ⑦Cal Tech, ⑧Duke, ⑨Brown, ⑩Dartmouth)、Forbesでは全米9位(①MIT, ②Stanford, ②UC Berkeley, ④Princeton, ⑤Columbia, ⑥UCLA, ⑦Williams, ⑧Yale, ⑨Duke, ⑩University of Pennsylvania)、US & World Newsでは全米10位(①Princeton, ②MIT, ③Harvard, ④Stanford, ⑤Yale, ⑥University of Chicago, ⑦Johns Hopkins University, ⑧University of Pennsylvania, ⑨Cal Tech, ⑩Duke, ⑩Northwestern)と全米トップ10(テン)スクールとして不動の地位を有しています。デューク大学は、アイビーリーグ8校との比較では、ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学の次に位置している感じで、残りの5校(ペンシルベニア大学、コロンビア大学、ブラウン大学、ダートマス大学、コーネル大学)よりもランキング上になっている場合が多いです。

更に嬉しいことに、次女はデューク大学より初年度は7万2千656ドルもの返済不要の奨学金をもらえることになりました。

デューク大学合格の嬉しいニュースに、親子で喜び、その日の夜は、トランプ前大統領が所有する「マララーゴ」のレストランでお祝いをしました。

5月1日までに合格した11校(デューク、エモリー、タフツ、南カリフォルニア大学、スクリプス、ロチェスター、ブランダイズ、UCバークレー、UCサンディエゴ、UCアーバイン、UCデービス)の中から入学する大学を決めますが、UCバークレーは州外の学生に奨学金がほとんど出さないため、親としては、大学のレベルと奨学金の多さを考慮すれば、入学する大学はもう決まったようなものだと思っています。

もちろん、次女本人がよく考えて決めることですので、次女とよく話をして決めてもらおうと思います。


                           デューク大学の合格通知