次女は、3月30日までに以下の10校のアメリカの大学から合格通知が来ました。
UCスクール:①バークレー、②サンディエゴ、③アーバイン、④デービス
⑤スクリプス大学
⑥ロチェスター大学
⑦タフツ大学
⑧ブランダイズ大学
⑨南カリフォルニア大学(USC)
⑩エモリー大学
次女は、この10校から、どのようにして行きたい大学を選ぶのでしょうか。多くのアメリカ人の高校生は、以下の要素を考慮して、合格した大学の中から入学する大学を決めるようです。
1 大学の所在地
多くのアメリカの高校生にとり、大学を選ぶ上で、大学がある場所・地域という要素は極めて大きいようです。現在住んでいる州の州立大学に通う場合、授業料が州内学生用の廉価なものとなることも大きいからです。
小規模な大学町であれば、非常に親密なコミュニティの中で、大学生同士や教授との関係を強めやすくなるでしょう。反対に、大都市にある大学であれば、社交的・文化的な活動がしやすくなります。その上、インターンシップの機会にも恵まれるでしょう。
2 大学のランキングや評判
3 専攻したい学問があるかどうか。専攻したい学問と教授陣の質と評判。
4 大学の規模
5 授業料を含む諸経費
6 奨学金の充実度
7 寮が充実しているかどうか
8 キャンパスの環境
9 サポートシステム
10 気候
11 安全性
12 卒業生のネットワーク、卒業生の就職率や平均収入
3月30日の時点で、次女は、やはり長女が通っているタフツ大学に行くことに心が傾いていたようです。というのも、長女のアメリカ人の彼氏は理系で、タフツ大学は理系も強いのでタフツに入学するよう熱心に次女に訴えているようです。
様々な機関の大学ランキングによれば、UCバークレーの次はエモリー大学が順位が高いようです。エモリー大学は、ジョージア州アトランタ近郊にあり、非常に美しいキャンパスと温暖な気候で、多くの日本人には知られていませんが、かなり優秀な大学です。
本来であれば、世界的にも有名で、UCスクールで最も優秀といわれているUCバークレーに行くべきとは思いますが、次女は州外の学生なので、大学からの奨学金は少ないし、最近のハウジング問題もあります。また、現在バークレーに通っている長女の友達が、キャンパス外の環境などの問題も指摘し、バークレーに通うことを勧めていないという事情もあります。
となると、エモリー大学、タフツ大学、USC、スクリプス大学くらいに絞られてきます。各大学の授業料や提供する奨学金を比べてみましょう。
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🔵エモリー大学
・諸経費8万3702ドル
- 授業料5万9920ドル、寮費1万1038ドル、食費7934ドル等
・返済不要の奨学金6万2412ドル(Emory University Grant 5万7167ドル、Federal Pell Grant 1745ドル、Emory Advantage Grant 3500ドル)
・自己負担2万1290ドル。
🔵タフツ大学
・授業料等諸経費8万8850ドル
・返済不要の奨学金5万7100ドル
・自己負担3万1750ドル
🔵USC
・授業料等諸経費4万5910ドル(2024年春学期分)
- 授業料3万3320ドル、寮費5954ドル、食費3645ドル+その他
・返済不要の奨学金2万7901ドル(2024年春学期分)
・自己負担1万8009ドル(2024年春学期分)
これを単純に2倍すれば、一年間で
・授業料等諸経費9万1820ドル
・返済不要の奨学金5万5802ドル
・自己負担3万6018ドル
🔵スクリプス大学
・授業料等諸経費8万8564ドル
・返済不要の奨学金6万5343ドル
・自己負担2万3221ドル
🔵ブランダイズ大学
・授業料等諸経費8万5416ドル
・返済不要の奨学金5万2990ドル
・自己負担3万2426ドル
🔵ロチェスター大学
・授業料等諸経費8万7544ドル
・返済不要な奨学金6万0300ドル
・自己負担2万7244ドル
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🔸授業料を含む諸経費が最も高額な大学
1位:USC(9万1820ドル)
2位:タフツ大学(8万8850ドル)
🔸返済不要の奨学金を最も多く出してくれる大学
1位:スクリプス大学(6万5343ドル)
2位:エモリー大学(6万2412ドル)
🔸自己負担が最も少なくてすむ大学
1位:エモリー大学(2万1290ドル)
2位:スクリプス大学(2万3221ドル)
🔴自己負担が最も少ない上に、バークレーを除き最も大学ランキングが高い大学
- エモリー大学
果たして、次女は長女と同じタフツ大学ではなくエモリー大学を選ぶのでしょうか。最後まで悩みは尽きません。
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