長女は2002年9月生まれで、本年(2017年)9月から10年生になりました。4年あるハイスクールの2年目の始まりです。日本でいえば高校一年生ですが、9月初旬の時点ではまだ14歳でした。肉体的にも精神的にも若いので大丈夫かなと思う時がありますが、なんとかやっているようです。
10年生も第1セメスターが無事終わりました。長女が履修している科目は、Chemistry R, PE(体育)、Spanish, English H, Health, Band, Algebra 2/Trig, AP World History,
Writing Distinctionです。第1セメスターでは、AP World
Historyの評価がいまいちでした。APですから大学レベルなので難しいこともありますが、先生との相性がよくなかったのかもしれません。長女は、学校のカウンセラーと先生に今後の対応を相談したようです。幸いSpanishとHealthは満点、Algebra 2/Trig, Band, PE, Chemistryもかなり高得点だったので、GPAの平均はなんとか親が期待しているレベルを保てました。勉強については、子供にプレッシャーを与えないよう、ネガティブなことは何もいわないようにしています。
高校の体育会系のスポーツは、昨年に続き、ジュニア・バーシティのバレーボール部に入れ、シーズンは約2か月しかありませんが、がんばっていたようです。長女のポジションは「リベロ」です。所謂守備の要で、同じチームでも他の選手と異なる色のユニフォームを着ます。後衛の選手と何度でも交代することができ、審判の許可を受けることなくサーブ前に何度も交代ができるそうです。必要があればコートを出て必要があれば交代してコートに入れることから、監督の指示をコート外からコート内へ伝える役目もします。まわりの選手と比べ、身長が低い(157cm)長女は、このリベロの立場を十分に理解し、楽しんでいるようです。
高校のバレーボールのシーズンも終わり、次は他のスポーツをやっても良かったのですが、長女はバレーボールをもっとやりたいという希望があったため、コネチカットにあるチェルシー・ピアのクラブチームに入ることに挑戦しました。11月20日・21日にトライアウトがありました。このクラブチームには、CP-AC (the Chelsea Piers Athletic Club)と呼ばれ、レベルの高い順に「National Team」、「Select Team」、「Regional Team」、「State Team」があります。「National Team」は全米の最も高いレベルの大会に出場するチームです。「Select Team」は、全米と地方のトーナメントに出場可能です。「Regional Team」は、アメリカ北東部・ニューイングランド地方やNY州・NJ州・コネチカット州3州で競うトーナメントに出場します。
11月21日に私は娘のトライアウトの様子を見に行きました。申込みの時点の振り分けで「National Team」候補者はグレーのTシャツ(20名程度)、「Select Team」候補者は白のTシャツ(70名程度)、「Regional Team」候補者は紺のTシャツ(15名程度)でトライアウトをしていました。
3つのコートに分かれて、右端のコートでは「National
Team」候補者がトライアウトをしており、真ん中と左端のコートでは、白Tシャツと紺Tシャツの選手が入り乱れていました。
コーチが台の上からボール打って、レシーブ、トス、アタックの能力を見たり、実際に試合をさせてサーブも含めた能力を見極めていました。
見に来ていた一人の母親と話をしましたが、彼女の娘は小さい時からバレーボールをやっていたので9年生であるが「National Team」候補であると。その子を見ると身長は180cmは超えています。
その後、全体をよく見渡すと、約100名ちょっとで長女を含む2名のアジア人を除いて全員が白人、アフリカ系やヒスパニック系も一人もいませんでした。アメリカのクラブチームの女子バレーボールは、このような世界なのかと驚愕しました。
身長もほとんどが175cm以上、中には190cmを超える女子選手もいました。
その中で長女は157cm。でもリベロなので必死にレシーブを中心にトライアウトに挑戦していました。
2時間のトライアウトの最後に20分くらいで、一人のコーチに長女は呼ばれ、何やら話していました。どうやら、白Tシャツの長女に「National Team」でやることに興味がないかと聞いていたようです。長女は賢いので、feeを聞いて(12月~5月までで3950ドル。遠征費は個人負担)、「自分や挑戦したいが、親と相談する」と回答したとのこと。その後、右端の「National Team」候補コートに移されて、試合形式でトライアウトに挑戦していました。グレーTシャツの中で白Tシャツは3名のみ。あとで長女に聞くと、白Tシャツ3名はたまたまライ高校の同級生たちだったそうです。
トライアウトも終わり、長女も家族もどのチームに配属されるかわくわくしていました。というのも、もともと「Select Team」で十分と思っていたからです。
11月22日夕方に妻の携帯の留守番電話にメッセージが入っており、長女は「National Team」でプレイすることに興味はないかと。11月23日のサンクスギビングデーに電話を返し、もちろん留守番電話でしたが、長女は「National
Team」でプレイしたいというメッセージを残しておきました。11月24日午前、念のためメールでもその意向を伝えておきました。
11月24日午後、正式にチームが発表され、長女は「National Team」の「U16 National(16歳以下のNational Team」のメンバーに入れました。U16 National は9名、U17、U18も9名ずついます。最高レベルのチームに入れたし、ライ高校で仲の良いチームメイトも入れたので長女は大喜び。
ちなみに「Select Team」はU17が9名、U16が8名、U15が10名、U14が11名おり、「Regional Team」はU18、U17、U16がそれぞれ9名ずつ、U15及びU12が10名ずついます。
ということで「National Team」に入れた長女ですが、これからが大変です。12月から5月まで、コネチカット州のチェルシー・ピアで週3回、夜に練習があります。親はまずはその送迎が大変です。
更に大変なことは、全米でトーナメントがあるのですが、その遠征費(移動費・宿泊費)は個人負担です。スケジュールは次の通りです。
1月:コネチカット州ハートフォード(New
England Winter Fest 2)
2月:ワシントンDC(Mizuno Capitol Hill Classic)
3月:マサチューセッツ州ボストン(Mizuno
Boston Volleyball Festival)
3月:インディアナ州インディアナポリス(Nike
Mid-East Qualifier)
3月:ペンシルベニア州フィラデルフィア(Northeast
Volleyball Qualifier)
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