アメリカの夏休みは長い!
これは昨年も経験したことです。
(http://d.hatena.ne.jp/newyork_newyork/20160901)
今年はどうするか。
昨年の経験があったので、昨年末から検討しました。
その結果、長女は、コネチカット州にあるThe Choate Rosemary Hall という有名な寄宿学校のサマースクールに行くことにしました。
主な理由は主に以下の4つでした。
1 長女の生活のリズムを徹底的に変える事。
2 有名校のサマースクールで5週間しっかり勉強すること。
3 友達をたくさん作ること。
4 チョート校の雰囲気や、チョート校に通っている学生や先生との交流を通じて、彼らから刺激を受けること。
6月25日から7月28日までの5週間のAcademic Enrichmentというコースで、主に英語(国語)、数学、科学の授業を取りました。
1 については、長女は9年生になってから、iPhoneとPC中心の生活となり、暇なときはいつもiPhoneでスナップチャットやインスタグラムをしており、朝もなかなか起きられなくなりました。そこで、このサマースクールに行けば、寮生活の中で宿題も多いし、就寝時間は11時と決まっており、朝も授業が8時からあるので、規則正しい生活ができるのではないかと期待したわけです。
2 については、基本的に5週間勉強するコースなので、期待しました。長女は、自宅にいても自分で計画して勉強することはとても苦手だったのでちょうどよかったと思います。
3 サマースクールには、外国からの参加者も多く、欧州、豪州からの生徒もたくさんおり、価値観の異なる学生と友達もできてよかったと思います。
4 チョート校のサマースクールの良いところは、チョート校の先生がサマースクールを教えていることと、チョート校の生徒も通っていることです。いろいろなサマースクールを調べましたが、アイビーリーグのサマースクールで、高校9年生でも通えるプログラムのほとんどは、大学は場所貸しのみで、実際のサマープログラム運営は、大学とは関係のない第三者機関が行っているものがほとんどでした。また、勉強中心なものもありますが、交流中心なものも多いのも特徴です。
アイビーリーグではないですが、ワシントンDCのジョージタウン大学のサマースクールは、同大学が運営しており、とても良いプログラムがあります。しかし、同大学のサマースクールの開始日がとても早く、長女は間に合わなかったので断念しました。同大学のサマースクールの開始日が早いのは、ワシントンDCの公立高校が終わるタイミングに合わせているためで、NY州ウェストチェスター郡の公立高校の終わるタイミングはそれよりも1、2週間遅いのです。
コロンビア大学にも素晴らしいサマー・プログラムがありますが、14歳の長女は寮で生活することはできず、自宅からの通いとのなるので断念しました。
6月24日に長女と5週間分の生活する物資をバンに積んで、チョート・ローズマリー・ホール高校に行きました。着いてみると、そこはまるで大学のようなキャンパスでした。室内プールもあるのには驚きました。
長女が生活する寮に行き、生活の立ち上げを手伝いました。たまたま長女は一人部屋でした。後で聞いたのですが、東海岸の伝統的な寄宿校の寮には冷房設備がないので、今年の夏のような猛暑が数日続くと、死ぬほど熱く、夜も眠れなかったそうです。幸い長女には扇風機を持たせましたが、それで暑くて眠れない日があったそうです。
巨大なダイニングホールはとても立派でしたが、長女に聞くと、食べ物がアメリカ人用なので、直ぐに飽きてしまったと。寮の食事だけは苦手だったようです。
週末は、プログラムでボストンに行ったり、Six Flagsという遊園地に行ったり、マンハッタンに行ってミュージカルを観劇したり、近所で映画を観たりしたそうです。
授業については、英語、数学、科学のうち、数学は簡単、科学は難しかったようで苦労したとのこと。最もためになったのは英語で、PhDを持っている先生の質が高く、大学に応募するためのエッセイの書き方を見てもらい、長女曰く、もうエッセイは完成したと喜んでいます。
ともあれ、長いようで短かった5週間でしたが、問題は費用です。
5週間のコースで8000ドルでした。
すべては投資と思ってがまんしてなくなく支払いました。